んー、結局さ、

「ML(メーリングリスト、本記事リファレンスの記事でも
  おおむね同じ意味、また以下も同じ)での発言には
  著作権があります。
  著作権協会がそう判断してます」

とのうさばんばの発言、あれは勇み足だったんじゃないの?

うさばんばが紹介したこのページ
http://www.houtal.com/journal/netj/01_3_15.html
ってのは、

「係争は避けたいけど、情報は活用したい、どのように
考えて行動したらよいか」という、小心な庶民ならふつうに
思うであろう相談事に対して、無難な行動をアドバイス
するために、
「そりゃ、MLでの発言にだって著作権があると考えて、
  たとえば正しい引用の範疇におさめるなどの良識ある
  行動を心がけるのが無難でしょう」(1)
と解いたものでしょ。

これに対して、同じ立場のひとが、
「私のMLでの発言が乱用されている。著作権法違反だ、
  訴えてやる。あんた弁護しれ」
なんて要請をうけたとき、
「いや、著作権法違反と言うのであれば、それが保護
  対象となる著作物であるかどうかも含めて司法の場で
  争うことになるが、さて、件の発言とは、はたして
  著作物といえるかどうか、冷静に考えてみましょうよ」
とアドバイスすることもまた、たぶんアリでしょう。

少なくとも、たとえば弁護士の立場で上記(1)の発言が
あったとしても(実際あるわけだが)、

それがすなわち「MLでの発言には著作権があります」と
いう「判断をしている」ということにはならんでしょう。
これは、立場が××著作権協会だとしても同じはず。

世にあまたあるMLについて、おしなべて、
「そこにあるのはすべて著作物だ」という判断なんて、
いまのわが国社会において、何人にも行い得ない
ことではないのか?
係争ひとつひとつについて、司法の場で争われることは
あったとしても。


しかるに、実はうさばんばってのは、かなり法や判例に
明るいというイメージもあって、
そのうさばんばが「著作権協会がそう判断してます」
なんて言ったもんだから、
世の中そんなとんでもない僭越な判断をする著作権協会が
あるのかと戦慄し、そして心配しとったわけです。



というわけで、

alice どの <alice@alice.gtr.nu> の記事、
<3k5sgbFspdahU14@individual.net> にて...

>まあ"協会"としての言葉か個人的に教えてくれたのかが

そのどちらにせよ「うさばんばが言った意味ではなかった」
ことにしとくのがいいと思う。

>"個人的に"と言うつもりで話てくれたのだとすると
>すげーやばい事になってしまうので秘密結社であったのだろうと・・

ので、「秘密結社」呼ばわりをしたのだが、おかげで期せずして
「ぺのにゃが学術著作権協会のことをショッカー呼ばわりした」
というのを背負いこまされたのにゃ。よのなか、こわいねー。

>> ちなみに、あたいは「火山とプレートテクトニクス」を読んで
>> ひとり泣いたヤツです。
>
>たかいよっ(笑)

あたいにいわれるすじあいはない (-o-)y~~~

>買ったけど(-"-)

泣くのは、227-230頁と第4部な。
-- 
渡辺正誓でした。
penonya@nifty.com