今回は社会問題を多少取り入れつつ、過去のスタトレネタ等の再構築物という感
じでしたね。
人間の臓器を取り出すために遺伝子操作された豚とか狒狒の倫理上の問題とか。
スタトレ物で言えば、トーマス・ライカー、DS9で登場した可変種の元で働く種
族とその種族の元で働く兵士、コピーオブライアン、他にあったかな。
 内容のほうに返って、冒頭の階級章のない某人物や、タッカーと副指令の例の
しばらくご無沙汰していたお決まりのシーンはやっぱり伏線だった。副指令の
ローライズとタッカーのおっさん気味な上半身にも気になりつつ..
 コピーで前の記憶があるというのは、不思議な感じがするわけですがDS9でも
やっちゃたし、昔の手塚治虫の漫画にもありましたね。というか、DS9で次から
次へと沸いてくる?ウェイユンみて、これは手塚治虫の漫画から引っ張ってきた
のではないかと思ったのです。もしかしたら手塚治虫以前にも同様の設定があっ
たかもしれませんし、この辺の真偽は分かりませんが。
 後半の艦長の強引な物言いに若干引いたのですが、それ以外は可もなく不可も
なくといった風に感じられました。
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大城仁             j92012@ie.u-ryukyu.ac.jp