In article <LXqze.481$Sb.59@news-virt.s-kddi1.home.ne.jp> cafea605@hcn.zaq.ne.jp writes:
>(問題)質量Mの物体Aと、質量mの物体Bとを、並べてA側から力Fを加える。
>この二物体系はどのような運動をするか?
>
>これも極めて基本的な問題ですが
>質量M+mの一つの物体として解こうとすれば怒られます。
>AとBとの間に働く力F’を仮定して
>AとBそれぞれについて運動方程式を立てて連立方程式を解かなければなりません!
>
>で、結果は F > F’ と出ます!
>
>これは不合理ではないですか?剛体が力を減衰させるなんて・・・

「減衰」と捉えるかなあ、これを……

「減衰」というより「消費」と考える方がイメージが掴みやすいかもね。
エネルギーじゃないんだから「消費」ってのも変かもしれないけど、
要するに「F - F’」がAの加速のために「消費」されて、
残る「F’」がBの加速に回されるというイメージで捉えて
理解すれば良いんじゃないかと。

ちなみに「消費」されない状況、つまり「加速」されない状況だと
        F = F’
ですわな。
例えば、物体Bの側に不動壁があって
Fに等しい反対向きの垂直抗力で支えられている状況とか。

                                戸田 孝@滋賀県立琵琶湖博物館
                                 toda@lbm.go.jp