一昨年、4対10から1イニング9得点を挙げ大逆転勝利した時以来の
中村豊の1イニング2安打。今日も1イニング8得点の超ビッグイニン
グを演出して、新井の6戦連発で追い上げられたいやな流れを絶ち
切った。
一時は4点差となるタイムリーを放った濱中は、これで満塁機の成績が
7打数5安打10打点と、満塁男の称号がすっかり板についてきた。

これで2位に4.5差、貯金は12といずれも今季最大となった。交流戦
半ばまではまだゲーム差や貯金をどうこう言う時期ではない、と思って
いたものだが、一つの目安として見ていた鬼門の6月を好調な状態で
乗り越えられそうなだけに、そろそろ独走態勢に入りつつあるのか、と
期待を持ちたいのは山々なのだが、今日の井川の投球を見ていると
やはりそう簡単にはいかない。

今日もイニング途中で降板し、1イニング限定の球児に分数つきの
余分なイニングを投げさせてしまった。今季の井川はおそらく今日
のような不安定な投球と、まあそこそこ見られるような投球が交互に
来るのだろう。独走態勢の期待がなかなか持てないという最大の理由
がここにある。
攻撃陣は優勝を狙う布陣が完璧に整っているのだが、先発の核となる
べき井川、福原の状態がこのままでは、ペナントレースの山場はまだ
まだ先になりそうだ。

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Takachan
takatsuka@k3.dion.ne.jp