"太宰 真" <popcorn05@bridge.ocn.ne.jp> wrote in message news:d9fpvg$p9i$1@news-wst.ocn.ad.jp...
> GON wrote:
> > 先の大戦で心ならずも戦争に駆り出された多くの戦没者の遺族への
> > 恩給は廃止する必要はありませんが、多くの国民に迷惑を掛けた側の
> > 人たちに対する恩給や優遇措置は廃止すべきですね。
> > 
> > 意外にそういう人たちが靖国に働きかけて先の大戦を正当化したり
> > サンフランシスコ講和条約を認めなかったりと著しく国益を害することを
> > やってるわけでしょ。ただ主張しているだけなら何ら問題ないけど
> > 現実の経済関係に著しい悪影響を与えてきたんだから、そういう
> > 元凶となってる戦犯遺族への恩給は廃止すべきだね。
> > 
> > 少なくとも、全く関係のない人にえらい迷惑を掛けていることを
> > 戦犯遺族は自覚すべき。
> > 
> > 結局、この人たちが靖国神社に働きかけてああいった戦争を正当化する
> > かなり違和感のある展示をやってるわけでしょ。靖国の精神を捻じ曲げ
> > 天皇も参拝しにくくし、国益も著しく損なわしている宮司や遺族会は
> > 大いに反省すべきだし、しないのなら優遇措置は即刻廃止すべきだね。
> 
> お気持ちはわからないでも無いが、「考え方」の筋が見えないし、「理由」が極
> めて不分明。
> 
> そもそも、国家のシステム上正当に首相や高級軍人に選任された者が自己の裁量
> 権の範囲内で指揮を取り、自己の行為が国家の行為の一部と看做される立場で判
> 断した結果戦争を選択せざるを得ないことになったとしても、それが国家の権限
> として行ったのであれば、国内から「戦犯」などという名目で非難されることこ
> そがおかしいのではないか。この点は外国が「戦犯」と称して断罪するのとはわ
> けが違う。なぜならば、外国は日本国内のシステムがどうであったかに縛られな
> い評価が下せる立場に有るから。国内から「戦犯」と称して非難できるとすれ
> ば、違法に然るべき立場に着き、権限外の行為をなしたり裁量権を逸脱した判断
> を為した場合だけでありましょう。

本来、日本人自身が先の大戦を総括すべきところですが、それをせずに
東京裁判を受け入れるという形で決着させたんだからしかたないですね。

それを今頃、「あれは間違ってた」なんて言ったって何も始まらないっての!

もちろん、A級戦犯とされた人以外にもっと敗戦の責任をとるべき人間は
いたはずですが(731部隊を指揮してた人とか)、結局当時の国民からして
戦争がいかにして行われていったのかに関する情報が少なかったわけで
総括なんて到底できなかっただろうと思います。

今、時間が経って冷静に大戦を振り返ることができるようになってきている
わけですから、国会でもいいからきちんと総括しておくべきだと思いますね。

少なくとも敗戦が濃厚になっている状態で特攻隊などという馬鹿げたことをさせた
当時の戦争指導部は国民からしたって戦犯に値するものですね。

極東軍事裁判自体、戦勝国の一方的な裁判なことは重々承知してますが
それをやらなかったら自分らできちんと裁けたのかを考えればできなかった
だろうことは想像に難くないですから、多少不都合があったにしても大枠では
一定の区切りを付けた意義は大きかったと思いますよ。


> いいかえると、極東軍事裁判で「戦犯」との評価を下されようとも、直ちには国
> 内的観点から「戦犯」として非難できるべき性質のものではないのではないか、
> ということです。この点になると天皇の場合も同じでありましょう。このような
> 視点を失った<負け戦首謀者論>は自己の責任を棚上げした意見であって、た
> だ、感情的に結果責任を問うているに過ぎないものであるように思う。

ハァ?自己の責任って何?(笑)

当時の国民は上からの命令に絶対服従で選択の余地はなかったわけでしょ。
その国民つかまえて「自分たちにも責任があるだろ!」は余りにも横柄だね。

先の大戦の大損害は明らかに戦争指導部の無策ぶりが招いた結果であって
国民にその責任を負わせる筋合いは全くありませんね。強いて言えば当時の
マスコミの責任ぐらいでしょう。

例のA級戦犯とされる人たちは十分国内的にも戦犯に値するものだと思いますね。


> ゆえに、戦犯遺族とそうでない遺族とで恩給の給付の扱いにちがいを見ようとす
> る意見は理由薄弱。

戦犯遺族が靖国や政治家に働きかけて国益を著しく損なう行動をとっている限り
国から恩給を貰うなんて論外でしょ!

国に損をさせておいて国からお金を貰う感覚が知れないね、ホント。