古寺です。

YUJI OHSAKI さんwrote:

> しかも、ワックスをかけた跡が黒い汚れで浮き上がってきます。性質が悪いですね。

この症状、なにか引っかかると思っていて思い出しました。
'98年くらいまで、本質的にコーティングと分類される物だと思ってる
重合化系(クリア層をちょっと溶かしてでも結合させちゃう、磨き屋で
やってもらうポリマーシークとか、その市販版とか)に凝ってた頃の話。
ポリマーコーティングも製品によっては「つや出しが目的じゃないから、
そうしたければ別途、相性のいいワックスを使え」とか、「専用メンテ
ナンス液が有る」とか「それをしに3ヶ月に1回来店しろ」とかイロイロ
うるさいんですが。
'95頃に買って全然使い切っていなかった、微妙にマイナーメーカーの
「フッ素コート」で代用出来ないかとやってみました。もともと、缶
に書いて有る期限なんか全然アテにならないようなものでしたが。こ
いつがテキメンに、最初の一降りの雨でゴソッと浮いて流れて、残り
が元の缶の中でのペースト(灰褐色っていうのかな?)が黒ずんだような
状態でスジとなり。慌てて拭き取ったら全部取れちゃった状態で、中の
ポリマーコート状態がまんま出て来た形でした。
拭き取り時も、「これほとんどウエスに取れちゃってないか?」と思っ
たんですけどね。

例によって説明が冗長になりましたが、大崎さんの状況、何か前の性
質が違う物に邪魔されて定着出来なかったように思います。
自分で似た状況になった「フッ素コート」ですけど、微妙にマイナー
と書いたのは、まあ真っ先にフッ素で浮かぶとこのじゃないよって
ことなんですけど。液状のフッ素系でコートなんて書いて有るのは
(PTFEの分子構造だかの絵が書いて有ったメジャーどころのとか)、
石油系とか表記が有る物なんですが。こいつの缶には「シリコン」って
はっきりあって、分類上は非天然WAXというべきものだと思ってます。
イオンコートも、とろみの有る液状のもたしかシリコンだのレジンだ
のと書かれていたように思います。この手のは、天然カルナバ(で、
ちょっと容易でないタイプ^^;)と同様、表面がWAXが付着するのにいい
状況になってないと定着出来ない。特にポリマー(シーラント剤とか
いう←全部がハッタリじゃないかは知りません:のも数種有りますね)
などには弾かれる傾向が有るんじゃないかと(結局はアブラものでしょ)。

フッ素コートでメジャーどころの方の石油系溶剤の方だったかな。そ
れなんかには、別のが残ってると完全に入れ替わるのに数回分の作業
が必要みたいな事が書かれてました。いずれ溶剤の力業で、溶かして
浮かして拭き取らせちゃうから繰り返し使用すればいいよと読めたよ
うな... '92頃買ったものでしたけど、下地作らないでもどうにかなっ
ちゃうのが有る分、撥水性で良ければサボルの楽だなと思い出してます。

今使ってる防汚タイプの先代使い残しも、初代の「光触媒」を前面に
出した商品を使い始めたときは、それまでのポリマー系を剥がしちゃ
うのが勿体なく(下の層として機能してくれないか?とか、層は多い
方が良くないか?とか←天然WAXで艶だし命の人には多分、考えられん
発想^^;)、すなおに親水性を発揮してくれるようになるのに数本使用
したような覚えが有ります。