17日の試合を桧山で落としたと言うのは桧山にはちょっと酷だが、18日の
試合は間違いなく桧山で取った試合だろう。もちろん杉山が投の主役。

桧山の一時期の落ち込みようは、昨年までの似た状況と違って選手生命の
危機すら感じさせたものだが、岩隈に松坂というパ・リーグを代表する二人
からいずれも勝ち越しとなる貴重な一発で、改めて存在感を見せつけた。
初球を狙った今日の一発は、一打サヨナラの場面で打席に立ち初球の甘い
球を見逃した前日の教訓が早速生かされる形となった。

松坂はついに甲子園初黒星。高校野球とプロ野球はまったくの別物とは言え、
甲子園でのあまりに強烈な印象が未だに焼き付いていて、甲子園で松坂が
負けるということが何か特別な事に感じる。
それでも3点ビハインドの7回、セ・リーグ野球であれば間違いなく代打の
場面で打席に立ち、KOという形で退かなかったところはまあ伊東監督の
采配もそうだが流石は松坂といったところか。

これで西武とは1勝1敗のタイ。19日を井川でモノにすればソフトバンク戦
にはかなりの余裕で臨める。完璧なピッチングの次の試合で、井川の真価が
問われる。

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Takachan
takatsuka@k3.dion.ne.jp