#Newsgroups:の選択はかなり迷ったのですが、
#とりあえず愛知万博の話題が過去に出ているということで、
#fj.life.hometownをメインにしておきます。

愛知万博(愛・地球博)には、琵琶湖博物館の魚の標本が出ていることもあるので、
子連れで一度行こうかと計画しているのですが……

とりあえず、
http://www.expo2005.or.jp/jp/C0/C3/C3.12/C3.12.12/index.html
を構成している建物写真を御覧ください。
正面入口情報の壁に

BULGARIA
       ブルガリア
           БЪЛГАРИА

と書いてあります。3行目は「ブルガリア」の現地表記です。
(「ブ」の母音部分が実は硬音記号だというのは意外でした)

「公式ガイドブック」のブルガリア館の紹介にも
同じアングルの写真が掲載されているのですが、
「ブルガリア」という部分が「あいうきしすせて」になっています。

一体何だろうということで、とりあえずネットで調べてみたところ、
主な検索エンジンで「あいうきしすせて」を検索すると、
同じ2件のページが出てくることが判りました。
同一ブログに属するページのようで、
内容は「謎の文字列を期待して行ったが無かった」という報告です。

ということで、後は私の推理なんですが……

「あいうきしすせて」という文字列は、
五十音表の最初から、縦横斜めに1コマずつ進んで得られる文字列の1つです。
そして、字数がブルガリアの現地表記やローマ字表記に一致します。
これだけの根拠から、以下のような経緯を想像してみました。

(1)この館の正面デザインは、ブルガリア本国のデザイナーが考えた。
(2)このデザイナーは、正面に「ブルガリア」という国名の
   ローマ字表記・日本語表記・現地表記を並べようと考えた。
(3)しかし、このデザイナーは日本語を知らなかったため、
   「ブルガリア」を日本語でどう表記するのか判らなかった。
(4)そこで「ここは“ブルガリア”の日本語表記を入れる」というつもりで、
   手近にあった五十音表から適当に選んだ文字列を仮に埋めておいた。
(5)ところが、施工担当者がアホで、デザイナーの意図を理解せずに、
   「仮に埋めた」日本語文字列で本当に作ってしまった。
(6)作ってしまった後で誰かが間違いに気付いて作り直ししたが、
   「公式ガイドブック」用の撮影には間に合わなかった。

どなたか、確実なことを御存知無いでしょうか?

                                戸田 孝@滋賀県立琵琶湖博物館
                                 toda@lbm.go.jp