古典力学的なDirac方程式について
Dirac方程式を量子化する前の式
ε/c=α1p1+α2p2+α2p3+βmc
に、下記の通り 中途半端に量子化の真似ごとを行うと
pj→δ/δxj 、 ε→δ/δt
δ/δt=c (α1 δ/δx1 +α2 δ/δx2 +α3 δ/δx3) +β mc^2 式(1)
となります。これは、波動方程式(但し、1階)のような気がします。
この式を2乗すると、
δ^2/δt^2=c^2 (δ^2/δx1^2+δ^2/δx2^2 +δ^2/δx3^2) +m^2c^4 式(2)
2階の波動方程式になります。
教科書に記載されている標準形とは違い、+m^2c^4が余分にありますが、
やはり波動方程式ではないのでしょうか?
中途半端な量子化は、問題があるかもしれませんが、結果だけ見ると 式(1)は
式(2)の1階の形なので 式として意味があってもいいかもしれないと思っていま
す。
(ちょうど、Dirac方程式を2乗するとクライン・ゴルドン方程式が得られるのと同様
です。)
そこで質問です。
質問1.
Dirac方程式を量子化する前の式
ε/c=α1p1+α2p2+α2p3+βmc
は、古典力学の式として、何か利用価値は無いのでしょうか?
質問2.
δ/δt=c (α1 δ/δx1 +α2 δ/δx2 +α3 δ/δx3) +β mc^2 式(1)
は、一応、1階の波動方程式だと思われるのですが、
この式は、古典力学の式として何か、利用価値は無いのでしょうか?
質問3.
式(1)は、何とかして解けないでしょうか?
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