StarShip Operators SE:10

携帯＠です。

何とか今週も放映前に投稿出来ました。^^;;;

この記事は、「スターシップ・オペレーターズ」
について突っ込みを入れつつ突っ込みを入れるものです。……あれ？


SE:10「サドン・デス」について


スターシップ・オペレーターズ擁護集より
http://eswat.k-server.org/sto.htm

>>突然の訃報が届いて来ました・・。
>>「スターシップ・オペレーターズ」の総作画監督である和田崇さんがお亡くなりなられ
たそうです・・。

　今更ではありますが黙祷…。

●全体を通して

　前回シノンとキスをしたお陰でフラグの立ってしまった機関長が死亡する話です。原作
第５巻に相当する話で、王国がパーティーのためクルーが地上に降りている間にアマテラ
スの入港していた宇宙港に奇襲攻撃を仕掛け、補修班が防戦という展開は同じですが、原
作では戦死したのはアニメではSE:02で戦死したイリキ。原作ではこの時点で初の戦死者
が出て、シノンちゃんが改めて戦いへの決意をするという話だったのですが、アニメでは
……。

　コウキがここで戦死するという展開そのものに文句は言いません。シノンちゃんに精神
的ダメージを与えるという意味では決定的でしょう。
　ただ、彼の戦死の状況については、ちょっと格好悪いばかりかその後の展開から考えて
無意味です。
　ただ本作、クルーが戦死する状況は悉くが良い格好しようとした挙げ句無謀な行動を取
って戦死、挙げ句に後から考えてみればその行動には意味が無かったと視聴者に受け取ら
れるような描き方をしています。一度だけならいざ知らず、全てがそうであるとするなら
ば、監督なりシリーズ構成の中の人の方針であるとしか考えられません。恐らく本作、若
者の英雄的行動というものを否定したいのでは無いかと。それを徹底させてしまうと、ア
マテラスの戦いの結末が嫌なものしか思いつかないのですが、願わくばその予想が外れん
がことを。

　この辺りは上記のスタオペ擁護集でも、アニメではキャラを無謀の末に殺し過ぎ名な気
がしますと突っ込んでいましたね。


●それが正しい政治家のあり方だ

　地球の成田宇宙港にＡＧＩの貨物船で降り立った間宮元総理。
　地球はヘンリエッタ星域から1,500光年離れているのに到着速っ。きっと、アニメ版で
はワームホールか何かがあるに違いありません（原作では半年かかります）。
　で、2300年になっても成田が日本の玄関口なんですか。プラネテスでもそうだったので
違和感はありませんけど。

　出迎えたのはＥＤにある川路という人かな？　現職の俺をという台詞があったので、日
本国（原作では現存しますが、アニメではどうなっているのか判りません）の政治家とい
うことでしょう。

川路「間宮政権は傲慢で物騒だったからな」

　原作によれば、21世紀に日本は一度経済破綻、その時に首相の座に在り日本を立て直し
たのが、間宮一族のご先祖様ということです。その時のやり方がかなり荒療治だったので、
首相の座を退いた直後に暗殺されたみたいですが。^^;;;;
　で、川路氏の発言はこの原作設定がアニメでも生きていることを示しているのでしょう。
間宮一族が政治家の家系というのは、この時以来。本家は今でも日本にありますが、最近
は大した人材を出していないとか。

　さて、首都高と思われる場所をリムジンで走っていますが…東京タワー、未だ建ってい
たんですか。首都高からの見え方から言って、今の東京タワーそのものという描き方です。

　間宮元総理は人権擁護団体、反王国派、メディア等を使い、更にはコネで連合総会で国
際世論に訴えるようですが…。

●パーティーパーティーあら嬉しい。ＡＧＩのご招待＠ユキノ

　ＡＧＩ主催のパーティーに出席のため、事前に入浴していたらしいユキノ、イマリ、ミ
ナセ、アキホ。
　コリオリフォースに注意！　の張り紙が今回も出ています。ところで、女子浴室のプ
レートが出ていましたけど、SE:02では浴室を男子が使っていたのでシノン達が入浴を諦
める…というシーンがあった筈ですが…。

　さて、女性陣のバスタオル姿。各人、バストサイズに設定上はかなりの差がある筈です
が、作画上からはそれが判らない気がするのは残念。
　アキホがバスタオルの上からおへそや下腹部がくっきりわかったりするのは良いと思う
んですけど。
　レンナ死亡依頼影の薄かったアキホですが…もう悲しみは吹っ切っちゃったのかな。何
時もの、マイペースな調子に戻ってます。

　パーティー嬉しさに思わず歌ってしまうユキノ。そして、イマリはやっぱりどんな料理
が出るのかが楽しみですか^^;;;;

●からかっちゃ駄目よ

　パーティーに向かう前、食堂に集合していたクルー達。
　艦の補修作業のため、セイとコウキはアマテラスに残ることに。アレイはそもそもパー
ティーに参加したくない様子。
　居残りのコウキに、おみやげ、持って来るからというシノン。

コウキ「じゃあ、サンドイッチとか、そんなのあったら」
シノン「判ってる。トマト抜きね」

　これまでに一度も見せたことの無いシノンちゃんの笑顔。
　それに食べ物の好みまで把握する程の仲になっているなんて嫌〜。
　シノンの変化にはクルー一同も同じ思いのようで、

真田「変わりましたな、二人とも」
ミユリ「恋は偉大ですな」
タカイ「シノン。続きは帰ってからにしてくれ」
サンリ「からかっちゃ駄目よ」

　ミユリたん、納得しては駄目だ。
　当然パーティーを取材するかと思われたディータは、何故か補修班の取材を命ぜられ不
参加。

シノン「じゃあ、行ってきます」
コウキ「ああ。じゃあな」

　これまで目立たなかった奴が急に目立ち出すと、ある法則が発動します。
　お持ち帰りの約束をしていたり、この別れのシーンでそれは確信に変わりました。

●覇王。志半ばで死す、か

　同盟議長の国葬が行われている王国。
　軌道エレベーターで地上に降下中のシノン達は、次の最高会議議長はすんなりとは決ま
らず、当面は戦争どころでは無いと楽観ムード。

アキホ「じゃあ、次の議長が決まるまで戦争はお休み、とか」

　何とも、彼女らしい発言です。

ユキノ「そうそう。こっちはパーティーで忙しいんだからさ」

　おいおい。^^;;;;

イザベル「貴方は作戦司令を解任されたわ。ついでに報道官の座もね」
ヘルマン「俺を議長候補から引きずり下ろした所で、お前に椅子が回ってくるとは限らん
　　　　ぞ」
イザベル「栄光はアマテラスを沈めた者が手に入れる。古典的な男社会のルールじゃなく
　　　　て」
ヘルマン「このままで済むと思うなよ」
イザベル「それはどうかしら」

　コンキスタドールが自分の知らぬ間に出撃していたことで、慌てているらしいヘルマン
報道官。つまりは、ヘルマンが前線に出ている間に軍をばっちりとイザベルが掌握してい
たということのようで。
　ヘルマンは作戦司令も報道官も解任されてしまい、ついでに敗戦の責任まで取らされる
ことに^^;;;;

　もうオリジナル展開になっているので原作との比較も何ですが、原作では議長の後継者
は議長の息子で、王国の指導者層が皆宇宙戦闘艦艦長であることを良いことに、その他の
軍部に自分のシンパを増やした上で、敗戦の責任を取らされたくないヘルマン報道官とマ
リアナ艦長のベルモント提督も味方にして後継者の座を確保していました。ただ、議長の
息子もイザベルと同じように、目的のためには手段を選ばない人のため、ヘルマンはつい
て行けずに最後は報道官を突然辞任してしまいます。

　栄光はアマテラスを沈めた者が手に入れる。つまり、エルロイ提督ですね（違）。自分
で戦う訳ではないのに、栄光も何も無いだろう。まぁ、姑息な仕掛けはしているようです
が。

●女狐め

　イザベルと通信しているコンキスタドールのエルロイ提督。
　突撃艇を失ったリサはあっさり突撃艇が補充されたんですね。突撃艇は宇宙戦闘艦より
も高価な筈なんですが^^;;;
　さて、偵察艦レパントが先行して何かやっていることに不審を抱いている様子のエルロ
イ。イザベルはそれには答えない。
　女狐めと呟いているところをみると、その内エルロイも裏切りそうです。

●あまり歓迎されてないみたいね

　軌道エレベーターで地上に降下する途中、タカイの襟を直しているサンリを羨ましそう
に見ているシノンちゃんが何とも。
　地上では加瀬が待っていましたが…妙にしょぼいパーティー会場。料理は豪華そうです
が。
　パーティーはＡＧＩ有志がと前回加瀬が言っていたので、海賊船アマテラスクルーの歓
迎パーティーを目立つ形で行うことをＡＧＩ首脳陣かパルミラ政府が嫌った結果、という
となんでしょうね。その辺りの事情も一言言えば良かったのに。

　ちなみに、原作では惑星自体ＡＧＩの所有であり、大々的に歓迎パーティーが催されて
いました。シュウ星系に続いてシノンちゃん達のライブもあって、漂流中に特訓していた
成果が出て、自分でも驚く程に上達していたみたいです。

タカイ「いやー。俺、こういうのも好きっすよ。気楽で。ぱーっと行きましょう。ぱーっ
　　　　と」

　台詞とは裏腹に、タカイは裏事情も察していたのかな。兎にも角にも、折角のパーテ
ィー。それなりに盛り上がります。

アキホ「私ビール頂いちゃお」
ミナセ「飲み過ぎないでよ」
アキホ「飲み過ぎてもお医者さんいるし」
シント「お医者さんが一番飲みそうだけどな」

　そう言えばミナセは自分で酒に強そうなこと、SE:01でも言ってましたっけ。

加瀬「いや、やっと、良くここまで。僕は本当にあなた方を尊敬してるんですよ。では、
　　　取りあえず乾杯を」

　ホストそっちのけで勝手に盛り上がっている他のアマテラスクルーとは違い、きちんと
お礼を言っているキスカとリオに、こう言う加瀬さん。初登場時のヘラヘラした印象と大
分変わってきてますなぁ。

●一緒に来たかったな。このまま戦いが終わっちゃえば良いのに

　偵察艦レパントより、宇宙服を着た王国兵が続々と。ええと、宇宙服で行き来出来る程
の距離まで接近しているんですよね？　それに、設定上ワープアウトしたら確実に観測さ
れちゃうんですよね？
　アマテラスはどうしてこの船の接近に気付かなかったのだろう…。

　アマテラスで補修作業を行うのは機関長のコウキとヒデ。SE:02で本来の補修班がまと
めて戦死したので駆り出されているんでしょうな。確かヒデって、SE:03でアマテラスか
ら下ろしてくれとか騒いでいた奴ですな。

ヒデ「それにしても、機関室は男ばっかだから、女には縁が無いと思ってたんだがな」
コウキ「真面目に生きてる人はね、誰かが見ててくれるもんなんだよ」
ヒデ「お、変わったね、おやっさん」

　シノンだけじゃなくて、コウキの方も変わっている模様。シノンちゃんみたいに明るく
なったというより、妙な自信をつけていると言いますか。

ディータ「どうしたのよ。こんな地味な絵を押さえろなんて。陽の当たらなかった補修班
　　　　のみんなに、罪滅ぼしでもするつもり？」
スパイクス「そんなところだ。少なくともパーティーなんぞよりマシだからな」

　何しろ、直後に花火が待ってますから。

　パーティー会場ではちゃんとトマト抜きサンドイッチを包んでいるシノン。
　おやっさんにとミユリに問われて赤くなっているのが嫌ん。

シノン「一緒に来たかったな。このまま戦いが終わっちゃえば良いのに」
ミユリ「え」
シノン「後はこの星で、地球連合が艦隊を出撃させるのを待ってれば良いじゃない」

　銀河ネットワークの要請があるので無理です。
　ところで思い出したんですが、シノンがどうして最初から教えてくれなかったんですか
と間宮元総理に詰め寄っていた、アマテラスのの戦いの目的である、地球連合の介入を待
つという戦略。原作では最初からアマテラス乗艦の士官候補生の間で戦い続けることで国
連艦隊の介入を待つという点は認識されていました。単に、アニメではその辺を描くのを
忘れてすっ飛ばしていたのかと思ってましたが。

●艦が、襲撃を受けてる！

　王国兵の接近をいち早く探知したアマテラス。艦の留守を預かるセイとアレイは、補修
班を待避させる。
　ええと、敵兵が接近しているのに第二級戦闘配置で良いんですか？　それって、シュウ
星系の戦いからワープアウトした後で、無事が確認された後の配置ですよ？

　「たまたま」補修班の取材中だったディータは、スパイクスに言われるまま戦闘の実況
中継を開始。

シメイ「敵は所属を明かしていない。このまま逃がしたら、王国が襲撃したという証拠は
　　　残らないね」
アレイ「成る程ね」
セイ「それって、捕まえろってことですか」
シメイ「そこまでは言わないけど」

　王国兵に応戦するアレイとセイ。敵が装備から所属が王国らしいと指摘したシメイは、
このまま逃がしたら王国という証拠は残らないと指摘。
　アマテラスを買い取る提案の時と同様に、可能性だけ指摘する割には、自分がそうしろ
と命令したという責任は回避しているようにしか見えない技術士官殿が素敵すぎです。こ
の作品世界自体、全てが彼の描いた絵だとしても驚きません（笑）。

　シメイの話を聞き、コウキは格納庫にパワーローダーがあったことを思い出します。
あーあ、死兆星が彼に見えている…。

　エレベーターに閉じ込められたアマテラスクルー。何故かテレビだけはきちんと映って
います。所謂、ご都合主義という奴です。

　セイとアレイはアマテラスを制圧するのであれば、攻撃が小規模過ぎるという点に気付
きます。確かに、プロの兵士達に比べれば本来陸戦の経験など無いはずのセイとアレイの
貧弱な防衛戦など一瞬で破られてしまいそう。ロケットランチャーまで装備しているよう
ですし。
　…と書いていて思い出したんですが、アマテラスにはパルスレーザーユニットなんて便
利なものがあった筈。シュウ星系のクーデターの時のように、あれを艦外に設置すれば、
王国兵は絶対に近づいてこられないだろうというのはＮＧ？

　パワーローダーで出撃するコウキ達。エイリアンか何かを相手にするのであれば兎も角
として、余りにも動きがとろすぎます。画面上で見ても良い的にしか見えません。王国の
隊長さんにも「牽制しておけ」という程度の危機感しか与えられないようです。

王国兵「ドッグの警備、出て来ました」
王国兵「ここには危機管理って言葉は無いんだろうな。平和ボケというか。目を覚ましや
　　　がれ」

　ええと、某国に対する皮肉なんでしょうか。^^;;;;
　ドックの警備はドック毎爆破されてしまいました。
　王国兵の目的は、アマテラスを寄港させることが危険であるという警告。
　その目的は十二分に果たされたと、王国兵達はコウキ達を無視して撤退して行きます。
　その事実を知ったコウキは、敵を追撃。敵は画面上から見る限り６人。
　コウキ達は二人。コウキ達がそもそも戦闘用装備で無いことを考えると無謀としか言い
ようが無く、セイも二人じゃ危険と援護を出そうとしていますが。コウキは時間が無いと
突出します。

コウキ「（今俺が出来ることをしないとな）」

　シノンにそう言ったからって、少しは状況というものを考えろ。
　コウキ達の出撃は、エレベーターのアマテラスクルーもスターシップチャンネルを通し
て知るところとなります。

　数で勝る王国兵相手に止まるように言うコウキ。聞く訳無いでしょうに。
　しつこいコウキ達に、王国の隊長さんは仕方無いとロケットランチャーでの攻撃を命じ、
千葉ヒデが爆風で吹き飛ばされます。
　怒って攻撃を加えるコウキ。しかし、彼の目の前にもロケット弾が迫り…。

　コウキ、アマテラスクルーが見守る前で爆死…orz

　何とも間抜けな死に様ですが、原作のイリキは対デブリを想定した装甲宇宙服を着用、
補修用のレーザーカッターや艦の補修用の巨大なリベットを射出して戦い、善戦していた
のですがロケットランチャーの一撃による衝撃で内臓破裂で死亡…という死に様なので、
こちらの方は大分まとも。
　イリキの場合、セイにデートを申し込み、受け入れられたこと。
　王国兵が攻めて来た時に彼女を艦内に待避させて自分達が戦う決断をしたことで死亡フ
ラグが立ってしまったみたいです。

●ＡＧＩは、その…アマテラスとの取引を停止することを決定しました

ディータ「本日。パルミヤ星域標準時間、22時頃。惑星パルミアに寄港中のアマテラスが
　　　　何者かにより襲撃を受け、乗員一名が死亡しました。パルミア政府は、この事態
　　　　を受け、今後の対応を検討中とのことですが、アマテラスを取り巻く状況は厳し
　　　　いものになりつつあります」

　コウキの思い出の場所である、望遠鏡南十字の間に腰掛けているシノン。
　シノンにキスしたばかりに、コウキは戦死してしまいました。…半分冗談ですが、好き
な女の子とくっついちゃったばかりに良い格好しようとして突出したのが彼の死因という
のは言い過ぎでは無いと思います。

　悲報に追い打ちをかけるように、ＡＧＩはアマテラスとの取引の停止を通告して来ます。

ディータ「あなたこの番組をどうしたいの？　報道番組なのよ。今のあなたは、悲劇を売
　　　　りにした、歪んだエンタテインメントを作りたいとしか、あたしには思えない」
スパイクス「報道なんて言葉がお前の口から出るとわな。タレント上がりが何のぼせてん
　　　　だか。それにな、取材対象に肩入れしちまうような奴は、この仕事にはむかねぇ
　　　　よ。なぁディータ、そろそろアマテラスを降りたらどうだ。王国も戦艦五隻を用
　　　　意したそうだ。俺もお前に…」
ディータ「それは聞けない。あたしは降りない。アマテラスが生き残ると信じてる」
スパイクス「残りたきゃ勝手に残れ。ただし次、アマテラスは確実に沈む。今のところそ
　　　　れがスターシップチャンネルのクライマックスだ」
ディータ「それが、あなたの望む筋書き？」
スパイクス「はなからそういう運命だったのさ。俺たちが望もうが望むまいが」
ディータ「俺たちなんてもう言わないで」

　スパイクスにこの事態を最初から知っていたのではと問いつめるディータ。
　報道番組と言いつつ、実は報道を装ったエンタテインメントというディータの指摘はご
もっとも。この話を出したいが為に、原作の芸能活動のエピソードはばっさりと切ったん
でしょうね。ちなみに原作では視聴者の嗜好に応じて娯楽と報道の２チャンネルに別れて
いたんですけど。
　スパイクスは原作ではアマテラスに乗艦していたのですが、アニメでは乗艦していない
という設定変更も今回のこの展開を見据えてということだったんでしょうね。

　スパイクスの愛人だったらしいディータはいつの間にかアマテラスクルーに肩入れして
しまい、スパイクスと決別してしまいます。

キスカ「契約はどうなるんです」
加瀬「契約書には、当社に被害が及ぶ場合、契約を解除出来ることになっています。先程
　　　王国は、いかなる団体、企業であれ、アマテラスに荷担する者全てを攻撃の対象に
　　　すると公式に発表しました」

　王国がそんな発表をしたということは、この事件が王国の関与であると全宇宙に示した
ようなもの。シメイの指摘もコウキの突出もこの発表で全ては無意味になってしまったよ
うな。

リオ「降りられる訳無いじゃないですか。私達は、引き返せないところまで来てしまった
　　　んです」

　加瀬はアマテラスクルーに艦を降りるように提案。艦はＡＧＩが買い戻すはずだからと。
　しかし、王国戦闘艦を四隻も沈め、クルー五人を戦死させたアマテラスは、もう引き返
すことなど出来なくなっていました。

　パルミア政府はアマテラスに退去命令を出し、王国艦隊五隻はアマテラスに止めを刺す
と宣言。
　原作では裏技をつかって補給を確保していたので、原作よりもシビアの状況ですね。そ
れと、原作では敵が５隻なのは同じですが、味方も５隻いました。アマテラス以外は戦う
気が無かったので、５対１の状況は同じなんですが。

　南十字の間で、泣き崩れているシノン。こんな感情を出すのは珍しい。
　ミユリたんはどうしてこんな時もシノンちゃんの側に居てやらないのだろう……。

●次回は

　リターン・マッチ

　…だからって、いきなり五隻まとめて沈めたりしたら盛大に突っ込みを入れたくなりま
す。これまであんなに苦労してたのにって。
　では、また。

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