StarShip Operators SE:09
携帯@です。
この記事は、スターシップ・オペレーターズに突っ込みをいれかつ擁護するものです。
SE:09「ターニング・ポイント」について
# 何とか放映前に間に合った。^^;;;;
^L
●総論
原作第4巻「ロスト・シップ」〜「ファースト・キス」辺りを元にしたオリジナルス
トーリーです。アマテラスが60光年先にワープアウトして、シノンとコウキの仲が進展し
て、王国に政治の季節が到来という以外は、ほぼ完全にオリジナルの話となっています。
アマテラスの対消滅エンジンが暴走して燃料を投棄する羽目になるとか、漂流船を救出
に向かうなどのエピソードはざっくり省略。王国の政治劇が変わって挿入されています。
原作では政争を嫌ってアマテラス監視を口実にAGI支社のある星系に逃げていたエルロ
イが、政争におけるキーパーソンとなっていたり、シノンが原作よりも戦いの意義に思い
悩んでいて、コウキの優しさに触れてついふらふらと甘えてしまう辺りは原作よりも良く
出来ていて面白かったです。
でも、あのラストは…orz。シノンはミユリたんのものですから!
●王国の異変
ショートワープによる攻撃を行うリサの突撃艇の攻撃を受け窮地に陥ったアマテラスは
星系内でのワープを実行。コンキスタドールではアマテラスの出現ポイントを特定しよう
としていたが、未だに予想がつかずにいた。
前回書き忘れていたのですが、原作ではアマテラスはシュウ星系から10光年の位置を
ワープ先としていましたが、アニメでは出現先の指定すら行わず(特定出来ませんとは言
ってましたけど)にワープをしていました。どこに出現するのかは判らないのは確かだと
しても、普通、ワープ先を指定するものでは無いのかな…。
それともう一つ。どこに出るにせよ、ワープ先ってそう簡単に特定出来るものなの?
原作の設定では多分出来ないような。特定出来るのであれば、コンキスタドールはフェニ
キア星系でアマテラスを監視していたのだから、レッドドワーフ星系に出現したアマテラ
スを追撃出来た筈なのだけど…。
アマテラスの消息が不明であるにも関わらず、王国の勝利だというヘルマンは戦後処理
に移ろうとしていたが、その前に王国の執政官、イザベルから最高会議議長の容態が急変
したとの緊急連絡が入る。
大至急本国に戻るようとのイザベルの要請を受け、ヘルマンはマリアナとリサをシュウ
星系に残し本国へと帰還することに。
原作同様、とても勝ったとは言えないのにヘルマンの勝利宣言。原作ではレイテを失っ
た状態でアマテラスに逃げられそうになってしまい、議長から責任を取らされそうになっ
たヘルマンが慌ててアマテラスを追撃…という話だったので、勝利宣言を焦るのは判るの
ですが。
SE:07でちょっと登場していた王国執政官、イザベルが再登場。どうも議長の秘書官み
たいな役職の様ですが、彼女はアニメオリジナルキャラ。王国議長の容態が急変って、ひ
ょっとしたらシュウ星系の戦いの最中に既に議長は倒れていて、そのことをイザベルは隠
していて、軍事的には無能なヘルマンが作戦司令に就任したのは、その影響もあったのか
も。原作では議長は急に倒れたことになっているのですが、アニメだとイザベルが何か
色々と画策していたように見えます。
●取りあえず、銀河系の中には居るようよ
キスカ「それに、ここは王国の領域かもしれないし、もっと悪ければ、もうどこの星にも
たどり着けない場所かもしれないんだ」
ワープアウトしたアマテラス。ワープアウト位置をミユリが観測している間、最悪の事
態を想定し続けるキスカ。彼のネガティブ思考により、ランダムワープの危険性を視聴者
に解説することにもなっています。
出現場所はシュウ星系から銀河系中心方向に60光年離れた場所。中立地帯で補給も受け
られると安堵した雰囲気が艦橋内に流れますが、原作によるとこの地点は中立地帯どころ
かヘンリエッタ星域を外れた場所で補給船が来ない限り、ヘンリエッタ星域に戻ることす
ら出来ない地点(笑)。しかも対消滅機関が暴走したり、はるか昔の遭難船と遭遇して番
組のために乗員の遺体を回収に行かされたりと、大変な展開だったりしたのですが…。尺
の都合でこの辺りは全てカットです。
キスカ「お疲れ、シノン」
シノン「お疲れ様」
キスカとは思えない気配りの言葉です。作戦面ではシノンに頼り切りなのが良く判る台
詞ですね。
●私達、何やってるんだろう
戦闘態勢が解除され、第二警戒態勢へと移行したアマテラス。
キスカはリオにシメイの所で何かあったのかと尋ねる。キスカもシノンの様子の変化に
感づいているのか。
ユキノ「はーい。独り寝は寂しいけどね」
艦内通路で、艦橋勤務でタカイと離れていたサンリがタカイのことが心配で仕方無かっ
たでしょうと冷やかすユキノとイマリ。通りかかったタカイにさっさと寝ろと言われてユ
キノのこの台詞。まさか、既にやっちゃった後ということは無いと思うのだけど。そもそ
も未だ返事してなさそうだし。
自室でベッドに横たわるシノン。アマテラスが王国との戦うことになった経緯を知った
シノンは何をやってるんだろうと一人ごちる。
●王国最高会議議長死す
アマテラスがワープした先について電話で話していたスパイクス。ディータと話してい
るのかと思ったら、一体どこと話してるんだ?? 何か、怪しい雰囲気です。
ディータに連絡を取ろうとしたスパイクス。呼び出し音が現在の電話のベルの音という
のが何とも。2300年になっても携帯の着信音に「黒電話」とかありそう^^;;;;
そのディータは下着同然の姿で寝ている最中。
携帯を取ってベッドの上に置くという様子をスパイクスの側から見ている…という図が
何とも。こんな格好で平気なのも二人は大人の関係ってことですね。SE:01でプロデュー
サーと呼べと言われて、一度も守ってないし。
二人の会話の様子からすると、ワープアウトしてからディータは連絡を入れていなかっ
たらしい。どんだけたったとスパイクスが言っているところをみると、結構な時間が経過
している模様。戦闘を実況中継していて、ワープアウトした先を報道してからはすること
が無いので寝ていたんでしょうか。^^;;;;
スパイクス「もちろん、お前の身も心配さ。番組のために危険な前線に行ってくれるレ
ポーターは、お前位だからな」
ディータ「相変わらず素直じゃないわね。それより、あの子達頑張ったでしょう」
この辺りで、ニュース速報が。予算通過って、そんなの流すことかよ!
煙草を吸おうとするスパイクスに駄目だしするディータ。意外と、素直に煙草捨てます
ね。^^;;;;
ディータ「そう言えば、ドラゴンフライの突撃艇はどうなったの?」
スパイクス「ワープに巻き込まれて、どこかに飛ばされたらしい。それよりな。王国の最
高会議議長が死んだ」
ええと、ドラゴンフライ分離体とアマテラスの側では言っていた筈。どうして突撃艇だ
と知って居る? 突撃艇の運命を知らない位なので、その辺りの報道も見ていないと思う
のですが…。ただ、量子共鳴通信があるので、そもそもテレビはアマテラスでも受信可能
なはず。ディータ、ちょっと職務怠慢だぞ。
それより議長があっさり亡くなってしまったのは吃驚。原作では植物人間状態とは言え、
未だ生きているので…。
●本当の戦場に比べれば安全なものです
王国本星にコンキスタドールで帰還したヘルマン報道官とエルロイを迎えたイザベル。
イザベル「何ですって外務大臣? 冗談じゃないわ。最高会議議長の国葬なのよ。地球連
合のトップが出席しなくて、何が国葬よ。だから、その尻を蹴飛ばすのはあなた
の役目でしょう。役に立ってみせなさい。こんな時位」
議長の国葬を取り仕切っているイザベルの様子にヘルマンがため息をついています。何
でため息かと思ったのですが、イザベルの対外交渉姿勢や部下に対する物言いに呆れてい
たのではないかと。^^;;;;
ところで、地球連合のトップが国葬に来るべきだとイザベルはお怒りのようですが、地
球からヘンリエッタ星域は原作ではワープを繰り返して半年はかかる距離にある筈ですが
…。設定が変わっているにせよ、後のシーンで60光年離れた場所に飛ばされたアマテラス
が補給を受けるまで1週間かかっているので、数週間は最低でもかかる筈。国葬をそれま
で待つつもりなんでしょうか。^^;;;; あ、書くまでもありませんがこの部分は完全にア
ニメオリジナルです(笑)。
ヘルマン達にシュウ星域での戦闘報告を求めたイザベル。ヘルマンが君にかねと言って
いたところからして、執政官と言っても報道官よりも下の役職ということなんでしょうね。
ヘルマン「最高会議議長代理?」
イザベル「国葬を取り仕切らせて頂きますので、止むを得ず」
ヘルマン「私の承認も得ずにか?」
イザベル「非常時でしたので」
何と、勝手に最高会議議長代理に就任していたイザベル。そもそも王国って名目上でも
ナンバー2とか、決めていなかったらしい。生きていればファレス提督辺りが文句なくナ
ンバー2だったのですが。
ええと、量子共鳴通信があるので非常時も何も、即座に相談出来ると思いますけど?
盗聴の危険はありますが(原作設定上では、盗聴の危険は無さそうですが)、王国の正式
発表もわりと直ぐになされたようですし。思うに、シュウ星域の戦いが始まる前に既に議
長は危篤状態で、戦いの最中に死んでしまったとか。それで戦いが終わった瞬間に王国に
帰還するように通信が入るタイミングの良さが納得が行きます。
イザベル「報道官には、表舞台で各国のお相手をして頂きます。ヘンリエッタ星域惑星国
家同盟の顔として」
ヘルマン「流石。最高会議議長の右腕と言われただけのことはある。これからも宜しく頼
むよ」
一見、ヘルマンの顔と立場を尊重しているように見えて、実質は自分が仕切ると言って
いるように聞こえます。
イザベル「連戦連勝だった同盟の威信は、アマテラスによって地に墜とされました。更に
議長が急死した今、民心を取り戻すために、更に地球連合とのパワーバランスを
保つためにも我々はアマテラスを沈めておかねばならぬのです」
エルロイ「成る程。判りやすい」
イザベル「手始めに。他の艦に分散された貴方の部下を戻します。それが私の信頼の証と
考えて頂けないかしら」
式典の準備があると称して立ち去ったヘルマン。格下だと思っていた相手に報告すると
いう屈辱に耐えられなかったんでしょうね。そのプライドのお陰で、イザベルをエルロイ
と二人きりにしてしまいました。まさか彼女が、エルロイ提督にアプローチするとは考え
なかったんでしょうね。
イザベルは信頼の証として散り散りにされていたエルロイの部下を戻し、アマテラスを
沈めるように依頼。
エルロイが元々王国軍人では無かったことは最初から明らかでしたが、コンキスタドー
ルが連合所属だった惑星コルドバの護衛戦艦(…という名称も何だか奇妙ですが、大きさ
は確かに戦艦級)で、エルロイはその艦長だったという話はアニメではお初だったかな?
原作では部下はそのまま乗艦していたような気がしますが、アニメでは当然と言います
がバラバラにされていました。コンキスタドールは強力な戦艦と思われるので、この措置
は妥当。
それを敢えて余所者のエルロイに頼らないといけない辺りに彼女の立場の苦しさが現れ
ているような気がします。裏切られても知らないぞ。
●何なのよ、こんな時に
セイはAGIに補給を要請、一週間後に補給が行われることに。
真田「そんなのバレバレだよ。艦内でおやっさんがシノンに気があるのをしらないのって、
彼女本人だけじゃないの?」
コウキ「香月は知らないんだ」
真田「彼女免疫無さそうだよね」
コウキ「そうかなぁ」
真田「そうそう。落とすの簡単かもよ」
機関部員の真田と共に機関内部を見回っている機関長。SE:05辺りから機関長がシノン
に気がある描写が出ていましたが、その辺りは艦内でも有名なことだったらしい。ま、
SE:07で機関部員にシノンとの会話を見られて冷やかされていたので、噂が広まらない方
が不思議ですけど。
それにしてもシノンちゃん、男に免疫が無いと思われていたのか。
実際、その通りだったみたいですが、原作ではシノンちゃんは男に興味が無いと思われ
ていて近寄りがたいところがあり、誰も声をかけなかったのだそうです。
リオ「駄目よ。こんなところで」
起き上がったシノンは、キスカの部屋へ。扉を開けて呼びかける時、何故か顔を赤らめ
ているのは何故?
キスカとリオのキスシーンを目撃したシノンは、慌ててその場を退散。
こんな所でって、どんな所だったら良かったんだ? >リオ
シノンがキスカの部屋を訪れた目的は、アマテラスの今後を話し合うため。
キスカも総理と話し合いに行こうとしていたらしい。
その為にリオを部屋に呼んで、そのまま…ということみたいですね。
シノンに責められた一件でリオも精神的に参っていて、キスカと再び…ということなの
かな?
何なのよ、こんな時にって、こんな時だからこそですよ。シノンちゃん。
●
エルロイ「アマテラスはどうなさるおつもりですか?」
ヘルマン「聞いたよ。悪運の強い船だ。しかし君、未だそんなことを言っているのかね?
小さなことに拘っていては、大局を見失うよ」
エルロイ「私はあくまで一軍人ですから」
ヘルマン「君は、これからの軍を束ねていける男だと思っておるのだ。それに、私が最高
会議議長に就任した暁には、コンキスタドールを最高会議議長直轄艦にと思っ
ている」
エルロイ「最高会議議長直轄艦?」
ヘルマン「これからの王国を開けたイメージにし、その威容を他国に示すのだよ」
エルロイを宇宙港まで送ろうというヘルマン。ヘルマンはエルロイの乗艦、コンキスタ
ドールを最高会議議長直轄艦とし、VIP仕様の内装にしようと提案。エルロイを自派に
引き込もうとする。
このヘルマンの提案とイザベルの提案を比較して、こんなんでエルロイを懐柔出来ると
想っているヘルマンは馬鹿だというような感想を沢山見かけました。私も観た時はそう思
いました。
でも、王国の今後をどうするのかという観点で見れば、アマテラスには拘らず、余所者
のエルロイを軍の中心に据えることで侵略国家のイメージ改善を図ろうとするヘルマンの
戦略の方が、アマテラス追討に拘りどこまでも王国の力を見せつけようと考える(結果、
他国との関係は悪化)イザベルよりもマシなのでは無かろうかとも思えます。
アマテラスなど無視して、彼らが攻めて来た時に不利な情勢であれば引き、アマテラス
が移動したらその星系を再び占領する。この戦略の繰り返しでスターシップチャンネルに
視聴者が飽きるのを待つというのも作戦としては有りなのでは?
エルロイ自身は王国のために命を張る気は恐らく無く、ヘルマンもそれは判っていてこ
の条件を出したのだと思いますが、彼が部下が戦っているのに自分だけが安全な環境での
ほほんとしているとは思えないこと、また武人としてアマテラスとの戦ってみたいと考え
ているであろう事迄には考えは至らなかったのかも。
●使えるものは何でも使う。それが政治家というものだ
間宮「それは思い違いだよ。地球連合軍の介入はあくまで数ある可能性の一つにしか過ぎ
ない。それに、そもそもこの戦いは正規の作戦行動では無い。まして、命令された
ものでも無いはずだ。私は君達の想いに打たれて乗艦したのだよ。王国の配下となっ
てしまうこと、キビがキビで無くなってしまうことを阻止しようとした君達の想い
に」
間宮前総理にこれまでの戦いが地球連合軍を動かすためであったとするのならば、その
ことをどうしてクルーに伝えなかったのかと聞くシノンに、間宮前総理は地球連合軍の介
入は数ある可能性の一つに過ぎないと言う。そして、補給を終えたら地球に降り、地球連
合議会でアマテラスがして来たことを訴えると言う。
間宮「無駄にはせんよ。使えるものは何でも使う。それが政治家というものだ」
シノン「政治の材料ですか」
間宮「ただこれだけは覚えておいてくれたまえ。この戦いを選択したのは私では無い。君
達なのだよ」
自分達のして来たことが無駄だったのではと思いかけていたシノン。
これまでの報道がフラッシュバックで次々と。レンナの亡骸まで出ているのが嫌〜。キ
ビの希望とも海賊とも言われるアマテラス。中には遊びと感じている人も居るのは事実。
黒幕では無いかと思われていた間宮元総理は結局はリオに説得されてアマテラスに連れ
て来られたというのが正解のようですね。それにしても、発案者のシメイはリオやキスカ
が決めたのだと言い、リオ(と多分キスカ)は「あの方」が考えたのだと言い、間宮前総
理も戦いを選択したのは自分では無いと言い、誰一人として自分の責任だと言う人がいな
いまま、王国との戦いをずるずると続けている現状、流石日本の一億総無責任体制は2300
年になっても生き続けているようです。^^;;;;
●ちょっとだけ、こうしてて良いですか?
通路を浮かない顔で歩いていたシノンは荷物を運んでいた機関長とすれ違います。この
シチュエーション、SE:06の宇宙港と同じなのですが、ひょっとして待ち伏せしていたの
ではと勘ぐりたくもなります。
恒星間天文台、南十字の在る部屋の窓に腰掛けるシノン。その部屋に機関長も入って来
ます。
コウキ「浮かない顔をしてたから。ちょっと、気になってさ」
シノン「あ…」
コウキ「別に言いたくなかったら、言わなくて良いよ」
シノン「あ、ありがとうございます。あ、本当に、その…」
シノンの側に腰掛け、何かあったかと聞く機関長。お互いに遠慮し合っている様子です
が、シノンが言いづらそうにしていると途端に話題が無くなり反物質エンジンの話を始め
てしまうあたり、機関長、仕事馬鹿だ。^^;;;;
シノン「ちょっとだけ、こうしてて良いですか?」
コウキ「はい」
シノン「これから、私達どうなるんでしょう。私達が選んだ道は正しかったんでしょうか。
イリキ君達やレンナの命を犠牲にしてまでもやらなきゃいけなかったことだったん
でしょうか」
コウキ「難しいな。でも、後戻り出来ない以上、自分が出来ることをするしか無いよな」
シノン「自分が、出来ること」
コウキ「これまでも精一杯やって来たんだろ?」
シノン「うん」
コウキ「これまで通りで良いじゃないか。少なくとも今は」
シノン「はい」
機関長の優しさに触れ、それに甘えて何でしょうか、彼に寄りかかるシノン。今回の名
シーンという所ですね。
激しく疑問なんですが、こういう時にシノンの隣にいるのはミユリたんじゃ無いんです
か? 原作でも実際、こういう時に真っ先にシノンが頼るのはミユリたんで、原作最新作
でもコウキと付き合っているシノンが、夜にコウキの部屋に行こうか悩んだ挙げ句、ミユ
リの部屋に行っていたりするのですが。基本的にノーマルカップリングばかりですが、微
妙に百合風味が混ざっている原作です。
そこまで行かずとも、こういう時にミユリたんがシノンにどう接していたかの描写を入
れるべきなのではという気がしました。何だかアニメでは、ミユリはシノンにきついこと
ばかり言っているような気がしてきて(いや、これも愛故だと判ってはいるのですが)。
それとも、ミユリに頼ってはいけないとシノンが自己規制しているのかなぁ…。
自分の進んで来た道に疑問を感じたシノンに対する機関長の言葉。自分が出来ることを
するしか無い。まぁ、定番ですけどこれでシノンも大分救われたんでしょう。
●乗艦を許可する
コンキスタドールにかつての副長、ホプキンスとコナリー、ブライアンが帰還し、コン
キスタドールはアマテラス追討に出撃準備。
イザベルから通信が入り、アマテラス追討艦隊はシュウ星域の戦いに参戦したコンキス
タドール、マリアナ、リサ(突撃艇が無くなったのに戦闘力あるの?)に加えて、レパン
ト(偵察艦)、アクティウムの陣容。アクティウムは原作では確か登場していない艦艇。
王国の艦艇は個性溢れているので、どんな仕掛けがあるのか楽しみです。それにして、今
度はアマテラス1隻に対して5隻とは。果たして勝機は見いだせるのでしょうか。
一方、AGI社員加瀬タイシから再び連絡が入り、補給艦月詠…もとい、ツクヨミが予
定より早くアマテラスに到着するとの報告が。補給完了後、AGI本社のあるパルミヤ星
系に招待され、艦のメンテに加えてクルーの慰労会も開催、更には間宮前総理を地球に送
ることも了解が得られ、万事順調に事が進んで行く。でもここまで順調だと、何だか逆に
罠かもという気にもなって来ます。
AGIのある星系(ただ原作では支社のある惑星で、本社は地球にありました)にアマ
テラスが行くという展開は、原作第5巻のエピソードですね。ただ、今回で原作とは別の
話となりつつあることがはっきりして来たので、原作通りに話が進むとは限らないのです
が…。話は兎も角、原作に登場した彼女には出て来て欲しいんですけどね。
●ファースト・キス
コウキ「それはちょっと違うんだ。優しいからじゃない」
シノン「え?」
コウキ「香月のことが好きだから」
シノン「あ…」
コウキ「ずっと言いたかった。俺はお前のこと…」
部屋まで送り届けて貰い(推定)、愚痴を聞いてくれたお礼を言うシノン。
甘えついでに機関長に又は無しを聞いて貰おうとしてますが、だからそのような話はミ
ユリたんに……。
機関長はもちろん快諾。でもそれはシノンが感じたように優しさ故ばかりでなく(それ
ももちろんあるとは思うのですが)、シノンのことを機関長が好きだったから。告白され
て赤くなってしまうシノン。
機関長にキスされそうになって顔を一旦離して、目を閉じて…。
何だか、シノンちゃんの方から思い切ってキスしているようにも見えます。
原作だと、ワープアウトした後補給まで漂流中でエネルギー不足ですることも無い艦内
で、ミユリたんがシノンちゃんもオトコと付き合うべきというノリでコンパを開催、機関
部の連中とシノン、ミユリ、レンナ(生きてたんです)、アキホと合コンしていて、ミユ
リが機関部の真田と気を効かしてシノンとコウキを二人きりにしてしまい、その後で…と
いう話でした。原作では機関長とああなるのがかなり唐突に感じられた上、何となく成り
行きでそうなったようにしか見えないので無茶苦茶この辺りは嫌だったのですが、アニメ
では流石に伏線も張っていますね。シノンが原作よりも弱いキャラで、しかもミユリにす
ら悩みをぶつけられないような性格で、それで優しくされて告白されてふらふらと…とい
う風にしか見えないのがちとアレではありますが。
しかしやたら死人が多い本作。間宮前総理と機関長に死亡フラグが立っていそうな気が
するのは私だけでしょうか?
スパイクス「何? 王国が? 良く知らせてくれた。ああ、礼は弾む。このネタ、他に流
すなよ」
王国艦隊出撃の情報をたれ込まれて、アマテラスにその情報を隠蔽するんですか?
●次回は…
「サドンデス」
猫間さんに頂いた記事では、王国議長のことでは? …という話でしたが、議長は既に
死んでいるので、他の誰かか死んでしまったりして…。では、また。
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