田村です。

 昨年末で廃止になった高崎競馬場に、12月30, 31日に行ってきました。

 中央・地方交流戦が盛んになり始めた時期に、東京競馬が5月5日に
土日であっても開催されないことに目を付け、群馬記念を5月5日に
固定したことで、首都圏からの近場のレジャーとしてある程度の客を
呼べた他、5月5日のレースとして全国発売されていたので、
これは成功だったと思いますが、そうして群馬記念の馬券を購入した
客がリピーターとして根付いたとは思い難い。リピーターとして
根付けばまだまだ存続できたでしょう。

 30日は、前日の雪の影響で気温は低いものの、晴れてまずまずの競馬日和。
客入りは、普段がわからないものの、まずまず入っている雰囲気。
ただ、企業の多くが年末年始休暇に入っているからと思われ、
廃止間近だからということで増えた客数は、それほど無い様にも思えます
(あくまで私の感覚。)。

 さて、高崎競馬場には、私は97年に一度来ただけだったのですが、
その時正直「ここは最低。」と思った点がありました。それは、
ゴール板の正面が検量所前の騎手が下馬する場所になっていて、
ファンが入れないこと。ファンの好みもそれぞれとはいえ、
決勝線を見たいファンが多数派でしょうし、決勝線をファンが
見られないということは、競走の公正さをアピールする上で
大きなマイナス。写真、VTRは改竄が可能ですが、
決勝線の生映像だけは改竄できませんし。
と思っていたのですが、これは騎手が下馬する場所が移動し、
ファンが入れる様になって、決勝線が見られる様になっていました。
それ自体はよいのですが、高崎競馬の歴史は83年。そのうち
70数年はファンが決勝線を見られない状態だったのですかね。

 メインレースは重賞2歳優駿(G1)(北関東グレード)。
本来であれば次年度の北関東クラシックを占うレースなのですが、
出走馬達は、次年度からの”就職先”を探さねばなりません。
で、興行的には、次の日の高崎大賞典(G1)の前哨戦の
筈だったのですが…

 最終レース「師走賞」は、10月に中央から移籍した
モンタナシチーが1番人気に応えて快勝しましたが、
この馬は現在中央復帰の手続き中の様です。

 次の日はいよいよ最終日。
これについては記事を分けます。