ひろゆきです

#ま、ここで言っても仕方がないのは分かってますよ。

#まだ思いつき段階ですから、この辺で自分自身の
#考えを形にしておくという意味が大きいです。
#ついでに、他人の目に晒しておこうということです。

私はセンター入試の試験問題は公開した問題の中から、問題
選択委員が選択する方法を採用することを提案したい。

今年のセンター入試の試験問題の一部が2ちゃんねるで漏洩
していたのではないかと一部では騒がれている。
http://www.nikkan-kyusyu.com/cgi-bin/vi/view.cgi?id=1105923548&jl=ts

今回の掲示板への書き込みは、書き込み方と書き込んだ時間
から考えて、入試結果にはほとんど影響ないと思う。しかし、
今後、入試結果に重大な影響を及ぼすような漏洩が起こる可
能性がないとは言えないことを示す一事例であろう。また、
センター入試の問題作成に携わる先生方は、関係者以外には
誰が関わっているのかも分からないように細心の注意を払っ
て作業にあたられている。したがって、私は実態が分かって
いないが、秘密保持の関係上おそらく少人数で作業している
のであろうと想像される。少人数で適切な問題を作成し、遺
漏のないものに仕上げて行くという作業は、作成した問題が
50万人を超える若者達の未来に関わる重要なものであるこ
とを思うと、精神的にも大きな負担を強いられるものであろ
う。あらかじめ公開した問題の中から選択する方法を採用す
ることによって、問題内容漏洩の危惧や問題作成にあたる作
業者の負担を軽減することができる。

試験問題をあらかじめ公開して、有意な選抜が可能なのか?
を真っ先に検討する必要がある。具体的数値は実験等から合
理的値を導き出す必要はあるが、一定量を超えた公開問題量
が用意されれば、受験者は問題の答えを丸暗記するだけでは
対応できず、問題を解く能力が必要となってくると推定する
ことは空想であろうか?

ある事柄を覚えていることそのものが要求される問題がある
が、この種の問題は受験生に対し隠しておく必要はないので、
公開方式に最もよく馴染む性質の問題である。次に、暗記だ
けでなく理解力や論理的に構成できる能力が要求される問題
を考えてみよう。仮に一教科につき1万の問題が公開すると
して、1万の問題の解答を丸暗記するのと、その問題が要求
することを理解して解答できる能力を養うのとどちらが効率
的であろうか?1万という数値は確かなものではなく、受験
生が単純に丸暗記する意欲を失うほどの数の問題が公開され
れば、試験問題をあらかじめ公開していても選抜の手段とし
ての有意性は保たれる。

現時点では試験を有意にするために必要な問題数が不明なの
で、大量の公開問題を確保することができるかどうか議論す
ることはできないが、過去にセンター入試で用意された問題
をはじめ、既刊の教科書・参考書・問題集などから、優れた
問題を選定し使用許可を得れば可能ではないかと期待してい
る。

最後に、公開問題方式の利点を列挙する。

 1.良質の問題によって試験を行なうことができる
    問題が常に多数の目によって検証されることで、隠
    れたミスのある問題も見つけ出され排除されるだろ
    う。
 2.到達目標が明確になる
    センター入試は、大学で学ぶための最低限の基礎学
    力を試すものであると思うが、受験生はそれを具体
    的な問題の形で把握することができ、自分の学習の
    達成度を客観的に知ることができる。
 3.問題漏洩による不公平は生じない。
    どの問題が選択されたかについては、漏洩される可
    能性は残るが、選択委員によって、何通りかの選択
    を行い、その内容は隠してサイコロなどの確率で印
    刷に回すものを選ぶなど、漏洩されるチャンスを減
    少させる方式が作れるだろう。
 4.出題委員の負担を軽減させる
    問題は公開であるので、オープンな助言や評価を受
    けながら問題を作成することができる。