成岡@DTI静岡です。

 まず真っ先に思ったのは「ドルフは仮にも代表取締役なのだし、法律的にはテク
ノーラ社とは別会社なのだからデブリ課の連中を全員引き取れば良いではないか」
でした。みなそれなりに使える連中ですから、別に情実人事と言うわけでもないです
し。特にEVA 要員は「薄い」そうですから。
# ラビィあたりは困るか(^^;。

 それとガリレオ開発が業績をあげたらドルフがテクノーラに凱旋しそうな気もする。
あるいはガリレオ開発をテクノーラ以上の会社にしてしまうとか。ドルフにとっては
むしろガリレオ開発を自由に動かせた方が彼の考えにあっていそうだし。
ドルフを追い出した連中は「テクノーラが安泰なら」良いんでしょうが、そうなると安泰
でいられるかどうか。
# ってこのあたりは既に結果が出ているわけですが。DVD 最終巻、いつごろ出るん
# だろう。レンタルが始まったら速攻で借りに行きそう(^^;。

 クレアの「正攻法じゃ駄目」発言もある意味怖かったですね。あのハキムとの妖しげ
な面談の後だけに。
# しかし「さぼり」とは。壊れてしまったなあ。なまじ能力があるだけに。しかし「僕達を
# 認めない世界など僕達は認めない」とか言って世界を破壊しようとした双子よりは
# まだましか。

 また「仲間の為に」会社に反抗したエーデルとクレアが対照的でした。クレアも
フィーやエーデルともっと早くに親しくなれていれば、また違った展開もあったかも。
そう言えばユーリィもそうですが、デブリ課の面々ってみなそれなりに大変な過去が
あるんですね。
# と言うことは課長(補佐)やタナベにも...

 自らネタばれ誘導的な話をするのもなんですが(^^;、ハキムが軌道保安庁を辞めて
テロリストの道に走るに至る考えって、どうなんでしょうね。始めから「スパイ」として
保安庁にはいったのか、それとも現実に失望してテロに走ったのか。後者の方が、
ハキムがクレアに目をつけた理由もクレアがハキムの言い分にのった理由もわかり
やすいのですが。

 ラビィがあのアームをなんとか動かせたのは、やはり「使い慣れていた」からでしょう。
あの型のアームでライセンスを取ったそうですから。


 あと「デブリ課の存在」ですが、原作での扱いなども考慮すると恐らく「罰則規定付の
義務」なのでしょう。例えば現実社会でもある程度以上の規模の会社は障害者を一定
割合雇わなければならない“義務”をおっています。これを果たせない場合は課徴金
を取られます。ただこれは逆に言えば「課徴金さえ払えば障害者を雇わなくても良い」
とも言えます。そうなると後は対外的なイメージでしょう。ノーマン新事業部長は「イメー
ジより収益だ」と言い放ってましたから、業績があがれば会社のイメージなどどうでも
良いのでしょう。

 そのノーマン新部長ですが、かけもちなのは「とりあえず」ではないでしょうか。「常務
の椅子が1つ空きそう」だそうですし、いずれはそちらに移って後任には管制課長あた
りがすべりこみそう(という腹積もりなんだろうなあ)。

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        成岡@DTI(ynaru@jade.dti.ne.jp)