"golden cross" <pumpkin-soup@coral.ocn.ne.jp> wrote in message 
news:cmjukh$j95$1@news-est.ocn.ad.jp...
>
> "村上新八" <shinpa@cronos.ocn.ne.jp> wrote in message
> news:cm79im$3g6$1@news-est.ocn.ad.jp...
>
>>  この第一の機能の名宛人は国家権力であり、それを擁護するのは権力を行使する 
>> 
>> 立場にある者でということになる。しかし、第二の機能は国家権力だけでなく、国 
>> 
>> 民もそれを尊重し、遵守すべき義務を負うことになろう。国民の行動のすべての面 
>> 
>> で> 法律が決められているとは限らないからである。
>
> な〜んか、此の点を読む時点になるとさほど理解して語られているようには思えな
> い。
>
> (1)近代的憲法は立憲的憲法であって、これは国家機関の権力を抑制制限する意
> 図をもっていることは確か。此れを捉えて、貴方の言う「第一の機能の名宛人は国
> 家権力であり、…」と言うのが出てくる。まあ、言ってみれば憲法の歴史的経過がそ 
> 
> うであったというだけ。「機能」???
>
> (2)しかし、現代憲法は必ずしもそうであるとばかり限定して捉えなければならな 
> 
> いものでもない。憲法制定権力者である国民はその国民の意思でもって自国の憲
> 法というものの性格をも変容できる立場にある。即ち、憲法とは、<国家のありよ
> う>を規定するものであって、たんに国家権力の抑制のみに限らず、憲法が意図す
> る価値を客観的に実現する趣旨を盛り込むことも可能である。即ち、憲法とは誰に
> 向けられたかではなく、国家のとるべき客観的価値を規定したものだと捉える考え
> が台頭し始めている。そしてこの考えには「論理的」あやまりはみ出せないのであり 
> 
> ます。
>
> このような見方からは、例えば、私人が国家的規模であるいはそれ以上の強力さで
> 他方私人の人権を束縛するようなことは憲法自身の容認しないこととなる。
>
>>  しかし、第二の機能は国家権力だけでなく、国民もそれを尊重し、遵守すべき義
>> 務を負うことになろう。国民の行動のすべての面で法律が決められているとは限
>> らないからである。
>
> 先ず、このようなことを憲法の単なる「機能」の問題とするようでは理解できていな 
> 
> い証拠。それは、理由付けとして、
>
> 「国民の行動のすべての面で法律が決められているとは限らないからである。」
>
> というような馬鹿げた理由を添えることから一層顕かになる。例えばある事項に関し 
> 
> 細目的法律規定が見出せないのに、あたかも憲法規定だけがあるような場合には
> (具体的に知りたいものだが)細目的法律規定がない以上、その憲法規定は精神
> 規定に過ぎないと解釈されるのがオチである。
>




> ここで問題とされるべきはそんな程度の低い話ではない。憲法自体の性格にまで踏
> み込ん議論なのであります。
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上記は全く指摘される処に現代憲法の解読解釈が有ると思います。
しかしです。現在の憲法調査会では、其の基本的な憲法の草案・・・・・
現代的憲法云々と言う調査会の動きがマスコミに上がってきません。
将来の日本国憲法の行く末の不安を感じます。

私議も同様の憲法観察していましたが・・・文書にして居ません。
実に将来的な憲法の有るべき姿の見通しとして拝察致しました。
  良い文書を読まして頂きました。有難う御座います。

                misen




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> この村上氏も代表的なかっこつけマンなのかな?自分の格好を気にするあまり、意
> 見内容として自分でも分かっていない嘘を見切り発車的にブン投げるのは控えた方
> がよいでしょうね。癖になりますゾ。
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> golden cross
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