>>>>光には、波動関数に相当するものがありませんので
>>>>波動関数を使うことが出来ませんでした。

>> そういうことはないです。波動関数っていう言葉を使うこと自体、
>> 状態の表示を固定した考えですよね。もちろん、光にも状態はあり
>> ます。ただ、時間的に定常な状態の線形和で表す時に波動関数って
>> いう言葉になるわけですけど、それが唯一の表現ってわけではない
>> です。

確かに
状態の表示の基底の取り方は、数学的には任意なものです。
しかしながら、光の波動関数に相当するものが
これだって、取り上げられたことは、ほとんど無いに等しいです。
光は、Maxwellの方程式から、いきなり生成消滅演算子に話は
展開するのです。

>>>>そこで第2量子化という方法が考え出されました。

>> 第二量子化は、波動関数を直接記述するのではなく、真空と生成消
>> 滅演算子の組で記述するっていうことです。

生成消滅演算子というものが、
数学的に量子の状態を記述する意味で
波動関数と同じ意味をもった別の表現であるからこそ
第2量子化が成立する訳ですが、
1っ個減った増えたって事は、結局
波動関数の中に複数の量子があって
それらの個数の分布を問題にする多体系の問題へ
話が展開していかなくては、逆に面白くありません。

>>      AAAAAA|>
>> は、結局は波動関数を表している。むしろ、粒子の個数っていうのを
>> 量子化するための技術だと思った方がいいんじゃないかな。実際には、
>> 場の状態に過ぎないんだけど、それを観測すると粒子の個数に見える
>> ってわけ。

場の量子論の、理論的展開を見ると
結局のところ、統計力学の問題を生み出したに過ぎない
と言ったら言い過ぎでしょうか?

PS:これは明らかに言いすぎです。
いろいろな種類がある素粒子が、互いに他を生成する関係を
記述するには、場の個性を抽象化し、個数という属性に的を
絞って記述し、それらに共通となるパンドラの真空を
手に入れなければ不可能でしょう。

>> むしろ問題なのは、その波動関数の表示が、
>>
>>     ある特定の座標系の特定の点上の粒子の存在確率
>>
>> ということを期待していることだと思う。

もうすこし内容を説明してください。