Path: ccsf.homeunix.org!ccsf.homeunix.org!news1.wakwak.com!nf1.xephion.ne.jp!onion.ish.org!news.daionet.gr.jp!news.yamada.gr.jp!newsfeed.media.kyoto-u.ac.jp!np0.iij.ad.jp!news.iij.ad.jp!news00.iij4u.or.jp!not-for-mail From: kaisyain Newsgroups: fj.sci.physics Subject: Re: =?ISO-2022-JP?B?GyRCJTklVCVzJE5GZhsoQg==?= Date: Sun, 17 Oct 2004 01:08:40 +0900 Organization: Internet Initiative Japan Inc., Tokyo, JAPAN Lines: 40 Message-ID: References: NNTP-Posting-Host: h238.p498.iij4u.or.jp Mime-Version: 1.0 Content-Type: text/plain; charset=ISO-2022-JP Content-Transfer-Encoding: 7bit X-Trace: news00.iij4u.or.jp 1097942920 24382 210.149.242.238 (16 Oct 2004 16:08:40 GMT) X-Complaints-To: news@iij.ad.jp NNTP-Posting-Date: Sat, 16 Oct 2004 16:08:40 +0000 (UTC) User-Agent: Mozilla/5.0 (Windows; U; Windows NT 5.1; ja-JP; rv:1.4) Gecko/20030624 Netscape/7.1 (ax) X-Accept-Language: ja In-Reply-To: Xref: ccsf.homeunix.org fj.sci.physics:1034 >>> 1つの箱を観測せずに2つに区切った場合を理解するには、 >>> 最低でも、もう1つの次元の存在が必要です。 > > H = p2/(2m) + δ(|x-x0|)δ(|y-y0|)δ(|z-z0|) > の箱の中で自由運動する量子を用意し、 > > x = 0 (y-z平面)に壁δ(x)を置く前後で、観測を行わない場合 > 量子は、x < 0、x > 0の両方に広がって存在する。 この問題の設定で重要なのは、 時間に依存するポテンシャルの変化が 働いている点にあります。 その変化は量子の存在範囲の空間を その量子に一切触れずに、 変更するものになっています。 量子は、その存在のあり方で人を欺く性質を 持っていますが、 この性質によって、逆に量子自身は 縛られた存在となっている事が、 この問題の設定で見えてきます。 その存在を確定しない限り。 おかしな範囲に存在せざるを得なくなる訳です。 まだまだ、いろいろな問題設定が可能であり、 その存在を確定せずに、その存在のあり方を 追い詰めていく方向がありうると思います。