KURAU Phantom Memory 12th Reaction

携帯＠です。

KURAU Phantom Memory 12th Reaction「いまここにいる」について雑感など。

　次回予告見て初めて気付きましたが、10月から放映日が水曜日に変わるんですね。最近
は通勤電車の中で記事書き作業を進めることも多いので、より早く投稿出来るようになる
かも。

■被害者達

アヤカ「危険な力を持っている。あんな力、野放しに出来ない」
ダグ「憎いのか、力が。憎いのか、アヤカ」

　結局逮捕されたダグと面会したアヤカ。二人の何を知っているのかと問いかけるアヤカ
にダグは同じ問いを投げ返す。
　天箕博士からリナサピエンが元々は被害者だということを聞いていたダグ。
　危険な力を野放しに出来ないというアヤカに、ダグは力が憎いのかと言う。

　天箕博士に連れられ、療養施設にやって来たクラウとクリスマス。
　院長に案内された奥の部屋で、クラウとクリスマスはリナクスの気配を感じる。その病
室にいた患者達は、二年前に月面で起きたリナクスの流出事故により、身体の一部がリナ
クス化した人達だった。
　被害者である患者達に対して詫びる天箕。だが、患者達は幽閉されていた施設の中で尽
力し、ＧＰＯからも彼らを守ってくれた天箕を責めることはしなかった。
　天箕がＧＰＯにより被害者達から遠ざけられた後、ＧＰＯが彼らにした仕打ちを口々に
罵る被害者達。
　天箕に対して力を貸すように要請する院長。もちろん天箕もそのつもりでここに来たの
だった。

# 身体全体が一体化したクラウとは異なり、身体の一部だけがリナクス化してしまったリ
# ナサピエンの人達が居るんですね。ＧＰＯが彼らを閉じ込めているのは、力が危険だか
# らと言うより、二年前のリナクスエナジー発電所の事故を隠蔽するためだったのか。で
# もそんなに簡単にあんな大きな事故を隠蔽出来るものなの？

# ダグはアヤカが力を嫌っている事情を知っている模様。その力がリナクスの力なのか、
# 力そのものが嫌っているのかは判らないですが。


■婚約者

クリスマス「リナクスが、あの人の身体、壊した。壊しちゃった」

　院長は更に別の患者を見せる。その患者は、既に全身をリナクスに冒され身動きが出来
なくなっている女性、ミドリだった。
　その女性を見て、リナクスがあの人の身体を壊したと泣くクリスマス。
　そこにやって来た坂本に、院長は天箕を紹介するが、坂本は天箕を殴りつける。坂本は、
お前の所為で、ミドリはあんな姿になったのだと言い、天箕がミドリに触れることを拒絶
する。実は坂本は、ミドリの婚約者なのだった。

# 今回登場のゲストキャラ、坂本慎吾と野中ミドリ（それにしても日本人だらけだ…）。
# 坂本氏だけが天箕博士に憎しみを抱いているのは、天箕博士の献身ぶりを見ていないか
# らということなのでしょう。


■治療

天箕「彼らには、出力を弱めて使用する。今、ＧＰＯ内部の協力者と連絡を取ったところ
　　　だ。返事を待とう」

　部屋を訪れたクラウに、天箕は今の技術では彼らを元に戻せないが、状態を安定させる
ことは出来るという。二年前の事故の後、リナクスの活動を抑制するシステム、アトラク
ター・リナクス・システムの出力を弱めて使用すると語る天箕にクラウは、自分が患者達
を治すことが出来ると言う。
　リナクスの腕を冒された患者を前にして、クラウはリナサピエンとなったゴウからリナ
クスを取り除いた時のことを思い出しながら手を翳す。
　すると、患者の腕からリナクスが取り除かれ、クラウの身体に吸収されて行くのだった。
喜ぶ患者だが、クラウの方は倒れてしまう。

# 携帯でどこかに連絡していた天箕博士。監視下にある身で携帯使って大丈夫か？　…と
# 思ったら、天箕博士に協力するＧＰＯの人が存在するらしい。王のことでは無さそうで
# すが、今後登場するのかな？

# リナサピエンの治療を行ったクラウ。この能力があれば、ＧＰＯから逃げ回らなくとも
# 良さそうな気がするのですが…患者達の話しぶりだと無理そう。


■大きくなったな、クラウ

天箕「クラウ、お聞き。私はね、もしあの日に戻ることが出来たらと、何度も考えた。何
　　　度も。だが、今のお前を、お前の今を見ていると、嬉しいんだ」

　ミドリと一緒に病室から坂本が地球を見上げていた頃。天箕はクラウの部屋を訪れる。
　既に起き上がっていたクラウは、天箕にクリスマスの力を使えば、自分がしたのと同じ
ように、クラウの身体を天箕に返すことが出来るという。
　しかしそうすれば、クリスマスがこの世界に一人取り残されてしまうことになってしま
う。そのことでクラウは悩み続けていたのだった。
　そんなクラウに天箕は、二人が離れ離れにならずに済む方法を考えると言う。そして、
今のお前を見ていると嬉しいと言うのだった。
　その様子をお茶を入れに行っていたクリスマスは扉の向こうで聞いていた。

# クラウが人目はばからず泣くなんて、珍しいシーン。ここの所ずっと悩み続けていたク
# ラウ。身体を返したら、クリスマスが一人になってしまうことを悩み続けていたんです
# ね。

# 元のクラウに戻って来て欲しいと思いつつ、今目の前で自分とクリスマスとの間で思い
# 悩むクラウのことも愛している天箕博士が何とも。このままで良いよと言っちゃうかと
# 思いました。


■遠くまで、来たんだね

クラウ「決めたの。お父さんの力になろうって。私に出来ることをしようって」

　夜。二人で空の地球を見上げていたクラウとクリスマス。
　クラウはお父さんを手伝い、ここの人達やＧＰＯに捕まっている人達を元の身体に戻す
と言うと、クリスマスもクラウを手伝うと言う。
　そこに車椅子にミドリを乗せ坂本が現れる。
　その夜、ミドリの病室に忍び込んだクラウは、ミドリからリナクスを吸収。
　しかし、坂本に見つかってしまい、病室から追い出されてしまう。

# クラウの決意を聞いた時のクリスマスのきりっとした表情が印象的。子どもだと思って
# いたら、段々大人びてきて…。

# クラウがクリスマスの頬に手を当てた後で、額と額を当てるシーン萌え。でも、この流
# れなら、普通はキスだろう（ぉぃ）。


■お願い、頑張るから

アヤカ「どうしたの？　坂本慎吾？　野中ミドリの婚約者の？　サナトリウムに出入りし
　　　てる。判った直ぐ行く。あ、待て。クラウの足取りは？　そうか、判った。リナサ
　　　ピエン。お前達は何故逃げた。死の危険を冒してまで」

　翌日。クラウは足を冒された別の患者からリナクスを除去。
　そのことを聞かされた坂本にクラウはミドリを見させてと頼む。
　ミドリからリナクスを吸収するクラウ。全身を冒された彼女から、一度でリナクスを除
去することは出来なかったものの、顔と手からリナクスを取り除くことに成功する。
　その頃、クラウの記録を調べていたアヤカに、キムラが野中ミドリの婚約者の坂本慎吾
がサナトリウムに出入りしているという情報を得る。

# クラウが治療する時、どうして患者が着る服を着ているのでしょう。いや、それはそれ
# で良いんですが。入院患者ってことにしたということかな。

# キムラがアヤカに報告して来たところからして、ミドリの側に坂本氏がいることは、禁
# 止されているということなのかな。ところで会話の様子だと、クラウの居所は掴めてい
# るようには見えません。坂本氏がサナトリウムにいることって、ＧＰＯが大挙動く程の
# ものなんでしょうか。^^;;;;

# アヤカの言葉からすると、リナサピエンはそのままの状態で居ると、やがて死に至ると
# いうことなんでしょうか。


■死んだって、何

天箕「会えて良かった。私は、私のすべきことをする。お前は、お前達は、この世界で生
　　　きてくれ。どんなことがあっても生きてくれ」
クラウ「お父さん」
クリスマス「お父さん！　クラウには私がついてる。クラウは私が守る！　だから、いつ
　　　か戻って来るから。クラウを連れて、必ずお父さんの所に帰って来るから！　だか
　　　ら！」

　夜。付き添って寝ていた坂本にミドリが声をかける。ミドリは、坂本に一緒に地球を見
るという夢を叶えてくれた礼を言い、最後に慎吾と話せて良かったと言うと、坂本の前で
消えて行ってしまう。
　その気配に気付いたクラウとクリスマスがミドリの病室に辿り着いた時には、坂本はミ
ドリの服を抱きしめ、泣いているのだった。

　その時、アヤカ率いるＧＰＯがサナトリウムに到着。
　天箕はクラウに、クリスマスを連れてここから立つように言う。クラウ達に、この世界
でどんなことがあっても生きてくれと。
　それに応え、クリスマスはクラウは私が守ると言う。必ず、クラウを連れてお父さんの
所に帰って来ると。

　サナトリウムにＧＰＯが踏み込んだ時、クラウ達は院長の手引きで脱出していた。

# うわ〜。最後の最後で、悲劇的展開に。てっきりミドリさんが復活するかと思ったら、
# 寿命で死んでしまうとは。クラウの力で最後に話すことが出来たのが救いと言えば救い
# なのですが…。

# 生命の死というものが理解出来ないクリスマスが印象的。リナクスってあまり死という
# ものを意識しないんでしょうか。でも、前々回ではリナクスが殺されたとクラウが言っ
# ていたので、死の概念が無いということは無いのでしょうけれども。

# 本当はクラウがクリスマスを守るべき立場なのに、クラウを守ると力強く言い切ってし
# まうクリスマスが印象的。あそこまで力強く言われてしまうと、最早突っ込むことなど
# 出来ません。

■次回予告

「俺たちの船から出て行け！」
「ガッツあるな…。良い若者だ」
「クラウから離れろ！」
「クラウ？」
「早く離れろ！」

13th Reaction「守るべきもの」

　今度は再び地球へと向かうみたいですね。
　では、また。

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