私は、初代若乃花の相撲をリアルタイムでTVで生で見たり、彼のビデオで
見たりした番数は多くないのですが、強い印象の残る、記憶に残る力士だっ
たと思います。子供の頃労働をしていて17、8才ぐらいで相撲界に入った彼
が、熟年に達した後に自分の全盛期(おそらく20代後半)を振りかえって、
「あのころは、とにかく動きが速くて、相手をつかまえてしまえば、どなたにでも
勝てるという自信が有った。そのころは多少、相手に相撲をとらせることもあっ
た。(余裕があった。)」といった内容のことを言っていたと思いますが、朝青龍
は20代前半にして、すでに、或る意味ではその境地に似た境地に達しているの
ではないかと感じていましたが、昨日は負けてしまいました。まだ、ときどき「未熟
さ」のようなものが出ると感じるときがあるのは私だけでしょうか。