宗樂@立川です。

In article <413FD384.249A564@sp8sun.spring8.or.jp>,
kodera@sp8sun.spring8.or.jp wrote:
> OHCであそこまで出来たのはホンダだから、となるが)、バルブ挟み角
> の狭角化やコンパクトな燃焼室などのトレンドに対しても意外とクラ
> シックな考え方を最後まで引っ張ったりする。

 そういうところに空冷に拘ったかの人の流れを感じるといいますか。(^^;

> #いまどきの様々な要求を満たすためのエンジン設計をOHCでなんとか
> #するというのも最適解じゃないのでは...という。

 ただ、初期のトヨタのハイメカツインカムが一般向けエンジンとして良いか
といわれると…。少なくとも私は街乗りなら初代16バルブハイメカツインカム
の3S-FEよりはその前身の8バルブSOHCな2S-ELUが良かったと感じています。
#回せば3S-FEの方が面白いけど、それでもやっぱり一般向けエンジンの域を
#出ないものでしかないし、実用性との兼ね合いがいまひとつ…。

 さすがに最近のハイメカツインカムはVVT-iとかも絡めて低速から十分な実
用性を発揮してくれるみたいですが…。マルチバルブ化する場合、低速域向け
にバルタイやポート周りに何らかの小細工が欲しいところですね。
#うちのはその前の古い世代のハイメカツインカムなのが悲しい…。

 DOHCでロッカーアームを介さずに直接バルブを叩いてやるとバルブ周りで小
細工がやりにくいし、かといってDOHCでロッカーアームを介してとなるとそれ
なりのコストアップになりますから、普及価格帯向けのエンジンで、小細工優
先で行くならSOHCでのマルチバルブというのも当時としてはありだったんじゃ
ないかと思います。
#実際、ホンダはSOHC-VTECで可変バルタイを普及型エンジンにまで持ってき
#ているわけで。
#もっとも、トヨタもEFI-Sでポート側で小細工したハイメカツインカムも出
#していましたが。

> 三菱はある時期までは流れを作るのがうまかったですよね。ギミック
> でメカ好きの人目を引くのも四輪メーカーでは一番だったのではない
> かと。二輪ではホンダとスズキがギミック競争(?)的なことをよくやり

 フルラインターボとかフルライン4WD(もたしかあったはず)とかひとつのギ
ミックをほぼ全ての車種に搭載するという派手な戦略でしたよね。

 MIVEC/GDIあたりからそういう戦略取れなくなってきて、同時にRVが落ちて
きて…でジリ貧になっていったような印象があります。

> 日産はある時期、つくりより純粋にデザインでコケたんじゃないかと
> 思ったんですけど(^^; それはことごとく乗用車で、言われてみれば

 尻下がりのブルーバードとかレパードJフェリーとかでしょうか。

> セダンなどが引っ込んだ時に代わりのヒット商品が無かったですね。

 901運動でR32やP10等の売れ筋の車が登場したものの、その後が続かなかっ
たわけですね。

 RV/SUV系というとプレーリーとかセレナとかその後各社で定番的になった形
態の車を先行して投入していたりしますよね。ただ、時期的に少し早すぎた印
象がありますが、先行の利を活かして行ければ主導権を握れた可能性もあった
のに、積極的にそれらを育てていかなかった為に逆に古さが目立ってしまった
というのは技術者が少し可哀想な気もします。
#たぶんその辺りって経営の方針でやりたくてもできないとかあったんじゃな
#いかと感じています。

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Koichi Soraku
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