青龍です。

"NISHIZAWA Yutaka" <yutaka@msi.co.jp> wrote in message news:68eklad7t3.fsf@somwinh.msi.co.jp... 
> >  勝手ではなく、解釈の違いでしょう。
> 
> 相手の真意を無視して自分の解釈を押しつけて「矛盾だ」というのは、単に「解釈
> の違い」では済まないと思います。

 Shiroさんの真意が中国にいわれる筋合いがないというものであるなら、
その場合は先ほどの投稿で西澤さんに言ったことがそのまま当てはまる
でしょう。

# 私は、Shiroさんの投稿をずいぶん前から見ているのですが、その中にはチベッ
 トに関して言及したものも結構あります。それらを拝見していると、かなりチベット
 侵略に対して批判的な態度を取っていたので、それを前提に書いたのですが、
 その当時の投稿と現在では立場を変えたというのであれば、これは私の勘違い
 であり、その点は訂正します。
 
> >  そして、第三者から見れば、「目糞」も「鼻糞」も同様に軽蔑されると
> > いうことです。
> 
> そういう意味では、世界中糞だらけですね。

 で、日本もそういう糞にしたいですか?

> > 中国との関係だけに拘泥して、日本まで同レベルに堕落
> > させてどうするんです?
> 
> そうですね。中国との関係だけに拘泥するのはいいかげんやめにできないものか…
> とは良く思います。
> で、青龍さんの発言をいくつか見ていると、いったい中国をどう評価しているのか
> さっぱりわからなくなるのですが、「そこまでは落ちたくない悪しき見本」という
> ことでよろしいのでしょうか? 

 現在の中国政府に限定していうなら、かなり否定的な評価をしています。
 ただ、その理由は、チベットや南沙諸島への侵略やウイグル自治区の独
立派への弾圧、台湾問題、国内における人権抑圧です。
 日本はこれらの中国政府の活動を非難すべきだと思いますが、その前提
として、過去の清算をしっかりやっておくべきというのが私の立場です。
 なぜなら、日本が過去にやった侵略の責任を曖昧にしながら、中国の責任
だけ問うても、説得力に欠けるからです。また、実際に日本の侵略によって傷
ついた人たちがいる以上、その慰謝に勤めることは道義的にも必要なことだと
思います。

# パワーポリティックス的な考え方にどう答えるかについては、萩原さん
 との議論の中で私の立場を明らかにしているのでそちらを参照してくだ
 さい。

> > # また、NISHIZAWAさんにも問いたいのですが、中国がチベットを侵略して
> >  いることは、過去に日本が中国を侵略したことについて謝らない理由にな
> >  るのでしょうか?
> 
> じゅうぶん、謝り終える理由にはなるでしょう。中国は、とても日本に謝罪なぞさ
> せられた義理ではない行為をしているわけですから。

 まず、私の立場を確認しておくと、一度過去の侵略について明確に謝罪したの
であれば、その後謝罪を繰り返す必要はなく、ただ過去の侵略の事実を認め、そ
れを否定したり正当化したりしないように努めることが重要だという立場です。同
時にそのような過去の教訓を踏まえ過ちを繰り返さないようにしていくことも重要
でしょう。
 NISHIZAWAさんの謝り終えるというのが、このような意味なら特に異論はありま
せんが、どうもそうではないようです。NISHIZAWAさんのいう「謝り終える」というの
は具体的にどうすることなのでしょうか?過去の謝罪や反省との関係でどうなるの
か教えてください。

 また、中国がチベットを侵略したことは、それを日本が非難する理由にはなって
も、日本が過去の侵略に対する態度を変える理由にはならないでしょう。両者が
別問題であることは既に指摘したのですが、その点についてのNISHIZAWAさん
の意見は伺っていません。
# たとえば、イスラエルのパレスチナに対する攻撃を理由に、ドイツが過去のホ
 ロコーストについて謝罪や反省の必要がないと主張したら、それはイスラエルの
 みならずヨーロッパ全体の非難を浴びることでしょう。