>>>>> In <chcb8g$6t9$1@news511.nifty.com> 
>>>>>    谷村sakaei <tanimura11@nifty.com> wrote:
> >   「軍事行動を引き起こしたのは中国ですね」とのことですが、その軍事行動
> > は、旧清朝の領土内での内戦です。よって、蒋介石側が中国であって、張作霖
> > 側が中国ではないというものでもないでしょう。

谷村> 内戦であろうと外戦であろうと、軍事力行使と言う暴力はいけませんね。
谷村> 平和的手段で行わないと。

谷村> 戦争を仕掛けたのは中国でしょう?
谷村> 戦争を仕掛けておいて負けて攻め込まれたから侵略ですか?

谷村> その主張、ちょっとおかしいと思いますよ。

  暴力はいけないとしても、中国大陸での内戦に武力で介入する権利は日本に
はないでしょう。
  それに、満州事変の口実は、北伐ではありません。満鉄の線路の付近で関東
軍の将校が自作自演で爆音を出し、それを中国兵の仕業だと主張したのが、満
州事変の口実です。(鉄道にはまったく被害はなかったとのこと。)
  満州事変を正当化することには、かなり無理があると思います。

#  柳条湖事件の説明例として、以下をみつけました。
#  http://www.cc.matsuyama-u.ac.jp/~tamura/yougo-sennsou.htm#ryujyoukou

谷村> この危機をさらに拡大し、日本を大陸からたたき出し、あわよくば朝鮮
谷村> 半島はおろか九州の一角まで狙おうと言う中国の野心はあらわだったわ
谷村> けです。

  しかし、実際に九州を攻撃されでもしないかぎり、日本が中国を攻撃するの
は、自衛戦争とは到底言えないと思います。

谷村> 現在のように、植民地時代が完全に終わっている時代とは違います。戦
谷村> いに負ければ領土の割譲は当然で、下手すれば植民地にされてしまう時
谷村> 代のことです。

  日本は、世界第3位の軍事大国だったのだから、当時の中国に侵略される可
能性はほとんどなかったと思います。

谷村> 中国が満州を併合し力をつければ当然次は朝鮮半島の帰属となります。
谷村> 満州を日中どっちが取るかは、その後の両国の勢力と運命にかかわる重
谷村> 大問題といえます。

谷村> まさに中国の敵対的態度によって満州は日本の生命線となっていったわけです。

  で、谷村さんの考えに近い考えかたで、大日本帝国は行動し、1945年の敗戦
となってしまいました。結局、まちがっていたのではないですか?

谷村> とにかく戦争をしかけたのは中国でしょう。
谷村> 負けて国土を荒らされたから侵略?
谷村> これは少し無理があると考えます。

  侵略である根拠の本質は以下だと考えます。
  (a)  中国は、日本固有の領土を攻撃したわけではありません。
  (b)  日本は、日本固有の領土の外の、すでに人が住んでいる地域で軍事行
     動をして、住民や軍人に被害を与えました。

  盧溝橋事件で最初に撃ったのは中国だから侵略ではないという主張は、以上
のことを無視しているので、同意できません。
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兼松真哉