"村上新八" <shinpa@cronos.ocn.ne.jp> wrote in message
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>  チェチエン人によるテロが活発化している。先日のロシア国内航空機2機の同時
爆
> 発墜落事件についで今度は小学校の占拠だ。小学生や保護者500人余を人質とし
て、
> 拘束されているチェチェン人の釈放を要求して立て篭もっている。
>  チェチェンはイスラムスンニ派系のわずか130万人足らずの小国だが、19世紀半
ば
> にロシア帝国に合併され、スタ−リンからナチス占領時代にナチスに協力したとの
理
> 由で中央スジアに強制移住させられるなど、対スラブ抵抗の歴史のなかで何度もの
ロ
> シアの軍事介入を受けてきた国である。現在はロシアの直轄地だが、その反ロシア
武
> 装勢力の抵抗はなかなか強固で、これまでも数多くのテロを繰り返してきている。
>  20世紀もテロはあったが、それは組織的なものではなかった。が、今世紀に入っ
て
> からのテロの特徴は組織化されたテロであると言う点である。アルカイダ系、イラ
ク
> のスンニ派系、シ−ア派系、アラブ系、フィリピン、インドネシア、パレスチナ、
> チェチエンなどすべて組織化されたイスラム系の確信犯テロである。
>  テロの資金源を断つ、出入国チェックを厳重にする、テロ情報収集網を張るなど
な
> ど、このような対策はいずれも抜本策にはならないし、いくら強大な軍事力をもっ
て
> しても敵の見えないテロには効き目はないし、それを行使することは逆効果を生む
だ
> けである。交渉しようにも、サドル派やパレスチナを除いてそのほとんどが秘密結
社
> だから交渉の仕様がないのだ。
>  まさに人類に付き付けられた21世紀の一大難問である。それを解決し得る知恵は
な
> いことはないと思うのだが。

もうすぐ、全人類を人質にする時代になるのではなかろうか。
(現に、大量破壊兵器を持つ国々の権力者達がそうしているとも言えよう。)

それを行うのが、「組織」ではなく「個人」になる時代も、すぐそこまで来ている
のでは?
すなわち、個人が全人類を人質にとって、要求を突きつけることが起きて、
それが通ってしまう時代がすぐそこまで来ているのではないか。