"Shinji KONO" <kono@ie.u-ryukyu.ac.jp> wrote in message
news:3990353news.pl@insigna.ie.u-ryukyu.ac.jp...
> 河野真治 @ 琉球大学情報工学です。
>
> In article <cgoick$1bl$1@news-est.ocn.ad.jp>, "Golden Cross"
<pumpkin-soup@coral.ocn.ne.jp> writes

> > (1)政治は国益のために語る。
>
> なんか、民族主義への回帰みたいな話だね〜 前世紀の遺物なのか、
> はたまた、人間って進歩しないって奴か。世界全体の利益とか、国
> 連なんか糞食らえってところ?

あなたの血液にはアメリカ人の血が流れていませんか?ご自分が、こ
れは「世界全体の利益」になると思ったときには世界がどう思おうとや
はり「世界全体の利益」になっているというふうに…。

ところで、河野真治先生には本来の(?)お力を発揮していただきたく、
少々長くはなりますが、基本的なところからお話しさせていただきたい
と思いました。

まず、河野先生は「情報工学」の研究に忙しく、こういう事柄に関する
視点と申しますかポイントと申しますか切り口と申しますか、物事を深
めてみるといういそれらの糸口が見つけられないままになっておられ
るような気がしてなりません。惜しいかな!

私の言葉で多言するよりも一例を示してそれに代えようと思います。
嘗て検察官が捜査をして被疑者を起訴するとき、裁判官の前には起
訴状を提出しなければなりません。この起訴状には「嫌疑」が示され
ていなければならない、と嘗ては考えられたのです。何故でしょう?そ
れは、検察官はもちろん処罰を正当とする国のためばかりではなく、
被疑者のためにも行動するものであって、疑わしいところとそうでない
ところの両方を明らかにするもので、しかも実際にできるものという風
な立場を与えられました。旧刑事訴訟法下の制度です。その結果は
推して知るべし。

然し、現在ではそれは採用されてはおりません。検察官は被疑者の
ためになど鼻くそのほども行動せず、全て、自分(国)の観点からの
その限りで勝手な(主観的な)たんなる主張をしているものと捉えるべ
きだとされるようになりました。このほうが却って人権の保障にはなり、
実体的真実発見に寄与するというのです。どうしてだとお思いですか?
逆のような気がしませんか?

ここでの理由を知ることが河野真治先生への答となっております。恐
縮では御座いますが、自学習によって明らかにしていただきたい。
何故、政治はそれぞれの国家が自己の国益を問題にすることこそ
が物事を明確にし、平等性を確保し、真実を見誤らないか?その答
がそこにあるのです。

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Golden Cross