ヘリコプターの墜落への対応
米軍ヘリコプターが墜落した事に絡め二三どうでもいい意見がこのニュー
スグループでも交わされたことがあるが、私はそういうのとは異なり、アメリ
カ人と日本人の対応の違いを知るチャンスにできたらと思うモノです。
米軍はどういう理由にせよ墜落によって民間人に大きな危険と損害を与え
てしまった事には遺憾な事をした、たとは思っているであろう。なぜなら、こ
れは、「理屈上」それを逃げられる事ではないからであります。末端の一平
卒はどうかは問題にする必要なし。
一方、日本政府は、沖縄に米軍を許容しているのは自分たちの政策からく
るものであっていわば自分たちが墜落させ無関係な民間人に危険と損害を
与えたものだと思っていること、これも否定しないであろう。
ところが、次ぎになると対応が異なってくる。米軍はそのヘリコプターに墜落
の原因となる部品の破損部分が存在したからであってそれを正常なものと
交換すれば墜落することはなく、これまで同様次回も飛ばす事は同機種同
型機であってもおかしい事ではない、と。
他方、日本は自分たちの政策のせいで民間人に損害を及ぼしてしまい、こ
れは遺憾な事で、これに対する「責任」としては、次回からは前回の墜落原
因が明確になり改善されたにせよ、墜落の確率が10000分の1であるに
せよ、飛ばす事はできない、と。
みなさんは米軍の態度は奇妙で日本の態度は極めて正常だ、こう思うので
はないかな?私は、逆で、米軍の対応が優れたものではないけれども「当た
り前」の態度であって、逆に、日本の態度は心情としては好感は持てるが
「奇妙」な対応だと思う。
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Fnews-brouse 1.9(20180406) -- by Mizuno, MWE <mwe@ccsf.jp>
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