"K-ichi" <k-ichi@mv.0038.net> wrote
 in message news:ceo3hd$4rl$1@newsl.dti.ne.jp...
> 世界初のセラミックレンズは、屈折率が高くてレンズ系がコンパクトに
> なりそうなので、とてもいいそうです。カシオによれば。
> http://www.casio.co.jp/release/2004/ceramic_lens.html
> 
> 村田製作所が開発した、透光性多結晶セラミックなんだそうです。
> 普通の光学ガラスと何がどう違うのかよくわかりませんが。
> 
> # ド素人にもわかる解説&fj.sci.astro方面のネタを密かに期待

私も素人なので厳密にはどうだか...

ガラスはしょせん液体です。同組成でも結晶である水晶
と石英ガラスのレンズはその生産性が違います。
セラミックは結晶の粒を集めて固めたものなので、界面
だらけで普通白くにごります。
ルミセラがどうして透明なのかわかりませんが、屈折率
が高い(普通、同時に密度・比重が高い)とレンズは当然
小さくできます。生産性もいいでしょう。
後の問題は分散能で、フローライト並に小さいといいの
ですが、キャノンのDOレンズみたいに負の分散とはいき
ません。
通常、高屈折率、低分散のガラスはやわらかいので、強
度に優れると豪語するルミセラのアプリケーションは多
いと思います。
# その割にカシオは後玉で使ってますが。

石段