みやはらと申します。

サイコーだぜ!

で、最初のモーテルが満室だったために、宿場町ニードルスの
町をうろちょろして見っけたのが、どう見ても$30/泊は超え
そうにない安モーテルのつもりだったのですが...
フロントに誰もいなくても「すいませーん」と5,6回呼び続けて
出てきたのが、ゼンマイ仕掛けのノーマン・ベイツのママと
いった感じのおばちゃん。
このママ、なんと$50とふっかけてきたよ。
かなりためらっていたら、「部屋を見るかい?」と言って部屋を
見せてくれたのだが、やはりどう見ても$30以下の部屋だぜ。
しかし、もう夜9時近くて心身ともに疲れ果てていたので、
心にもないことに「It's good! Good! サイコーだぜ! psyco-!」
と叫んで、やけくその$50で泊まったよ。
翌朝、目覚めて、ほっと一安心の生きていることに感謝。している
間もなく、電話のベルが鳴るではありませんか。
受話器を取ってみれば、ママ・ベイツの声。
「あんた、いつになったらチェック・アウトするのよぉ?」と言われ、
「ったく、うるさいな、そんなの客の勝手だろ」なんて英語で言え
ないし、「なんでそんな質問するんだ」とも言えないし、ただひたすら
「what?」の繰り返し。
と、そのとき何気なく見た時計の針は昼の11:30。チェック・アウト
のリミットは11:00。とたんに「sorry」の繰り返しですよ。
チェック・アウトタイムを超えてしまったことに対する謝罪の
気持ちよりも、7:00くらいに起きるつもりが大寝坊してしまった
ことに、焦燥感を覚えてしまいましたよ。
だけど、あれだけ寝たんだから、すこしは$50の元は取った
だろう。

と、予定が大幅に狂ってしまって、チェックアウト。