しらいです。

 fj.os.bsd.freebsd を追加して Follow-up-To: もそちらに指定
します。FreeBSD の偏屈な termcap entry のお話。

In article <040607220202.M0400814@athena.ginganet.org>,
Kawaguti Ginga <ginga-fj-swentemporal@ginganet.org> wrote:
>川口 % 言い訳モード全開

>FreeBSD に収録(?)されている /etc/termcap の vt100 欄の
>:kb=\177: に騙された〜

 私の知る限り、vt100 の BS キーが \177 を吐くなどとほざいて
いる termcap/terminfo は FreeBSD だけです。
 正確に言うと 2.0.5-RELEASE 以降の FreeBSD です。それまでは
連綿と続く BSD の由緒正しい termcap を継承していましたので、
当たり前のように kb=^H でした。

 CVS を紐解くとこの変更は Rev.1.44 (03/27/95) で、その理由
は「Set kb=\177 to make proper erase char for DEC VTs」なん
だそうです。
 どこのどんな端末だか知りませんが、VT100 以外の DEC VT 端末
で TERM=vt100 を名乗りつつ kb=\177 を吐く輩がいて、たまたま
そいつを使っていた eche さんがその端末のためだけに他の多くの
vt100 を名乗る端末を捨てたという訳ですね。

 vt100 entry への変更が一番大きいのは、Rev.1.40 (03/26/95)
でしょうか。
 この時は「add lot of missing capabilities」だそうで、例え
ば do が ^J から \E[B に変わったりしてますが、実効はともかく、
これも FreeBSD でしか見ない sequence ですね。
 CVS の timestamp 見ると判るんですが、この前後の数日で目ま
ぐるしい変更が入ってますので、何か憑き物でもあったのかも知れ
ませんね :-)


>(っていうか,vt100 欄に (delete の) kD がない...)

 それは多分、VT100 端末が現役の頃の termcap には kD が存在
しなかったからじゃあないでしょうかね。少なくとも 4.3BSD-Reno
の頃までは termcap には kD のある entry は一つもありません。


># 白井さんが以前 termcap 関連についていろいろと ぶーぶー 
># 言われておられたのはこういうことも含めて,って感じだったのかなぁ.

 send-pr には vt100 に限らないのでちゃんと全部調べ直すよう
に書いたんですが、具体的な報告じゃないと受け入れられないとか
で門前払いの closed でした。
 よその OS の entry と比べてみればすぐに判る話だと思ったん
ですけどねー。

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                                               しらい たかし