"HAL" <cosumosu21@hotmail.com> wrote in message
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[at japan.guchi](sinp)
> よく、ボランティア活動を立派な事だ、とか人助けだとか言ってる人がいる
> が、たぶんボランティア活動など一度もやった事が無い人たちですね。


            「ボランティアの本質」


 こんにちわ。洋子はボランティアの一環として、いつも超ミニを穿いて
いまーす。また、大事なお小遣で、小さな手鏡を購入し、おじさん達に
無料配布していまーす。

 活動場所は、歩道橋やエスカレーターです。一日中、昇り降りを繰り
返しています。おじさん達が手鏡をこっそりと覗いて、嬉しそうな顔をした
りすると、
 「えっへっへ、人様の役にたっているんだ」
と、人間として誇りが生まれてきます。時々、「もっと見てー」と、
叫びたくなることがありますが、ぐっぐっと我慢しまーす。

 ボランティアは人間を信じることによって成り立ちまーす。
たまに、社会の迷惑にしかなっていないようなド助平な爺が、
 "はぁはぁ、はぁはぁ"
と、興奮しながら洋子のパンツを覗き見します。が、洋子はその爺を、
個人としてではなく、一般化した人間として認識することによって、平常心を
保ちつづけます。見たい人には、見せる。職業、国籍、人種などによって、
差別することはありませーん。

 また、洋子のボランティアを、"自己の価値観を相手に強要する思想的
テロリズム"と定義する人もいます。が、そう言う人に限って、
 "ちぇっ、白パンツかよー、ノーパンじゃないのかよー"
…などと手鏡を覗きながら、不平を言います。覗きながらそんなことを言う
のは、失礼だと思いまーす。

 さらに、洋子の親は「そんなことして変質者にでも付け狙われて、殺され
たらどうするんだ」と言います。でも、現実世界とは、そういうものだと、
洋子は覚悟しています。
 もし、洋子が事件に巻き込まれたら、「それ見ろ!言わんことじゃない」と
迷惑がることも構いませんし、時々の状況に応じて、救出を試みられても
構いません。が、いずれにしても、責任を取ることは出来ませーん。

 (えっへ、洋子はやりたいことやって、人生をまっとうするつもりなの。
洋子は自分という人間と、他人という人間を、勝手に信じて行動する
しかないの。じゃぁ、明日も歩道橋で、好い匂いのする白いパンツで、
お待ちしてまーす)

がんばれー、洋子。
がんばれー、ボランティア。

(おわりん)


# 洋子は阪神・淡路大震災の時、現地で、その白パンツをおじさん達に
見せて、元気付けたと云う経歴を持つ女の子である。だが、洋子の友人・
知人達は、「危険な場所に侵入する人間は、バカたい」と軽蔑する。
ボランティアとは、この国においては、バカの代名詞なのである。
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123.あ〜い●◎∵太陽[]<>+P)==~|◇diagram×!#&ぶーんbottle☆:-tt??