稲川です。

RT-Mach NTT release 2 で FreeBSD 3.x/4.x Linux の ELF バイナリを
動かせる様にするパッチを秘かに(?)公開していましたが、WEB で公開
しているパッチだけでは正しく動かないのと、パッチの数が多くなりす
ぎて混乱を招くので、パッチを一つにまとめて公開する事にしました。
以下の場所から入手出来ます。

http://www.za.ztv.ne.jp/fuhito/rtmach/patches/NR24-unofficial0.1.diff.gz

内容は、現在私が実際に使っている物との差分になります。

以下の様な特徴があります

    * PentiumII以降のMTRR機能(PentiumII系のみ)
    * Mach 2.x互換機能を削除(パフォーマンスのため)
    * pps server(user/servers/pps)のバグフィックス
    * ELF対応の改良版Linux emulation(network周りは未実装)
    * より良いpoll(2)nanosleep(2)の実装
    * かなり怪しいITIMER_PROF,ITIMER_VIRTUALのサポート
    * FreeBSD4.xのsignalのサポート(pthread等は完全には動かない)
    * mmap(2),port関係等細かなバグフィックス

けれども、最大の特徴は汚いコードという...

FreeBSD 3.x のバイナリと、FreeBSD 4.xおよびLinux の一部の
バイナリが動作可能で、Inferno が動きます。

なお、現在 RT-Mach NTT Release2 update 4 は NTT の公式ページ
でも公開されていません。FreeBSD press No.6 に収録されています。

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稲川 史(ふひと)  http://www.za.ztv.ne.jp/fuhito/
        fuhito/rtmach/ipfilter.html (IP Filter をインストールする)