Re: 許容要素
! "<40238cf8$0$19843$44c9b20d@news2.asahi-net.or.jp>" という記事で
! Fri, 06 Feb 2004 21:47:53 +0900 頃に wacky さん は言ったとさ:
> KGK == Keiji KOSAKAさんの<bvl2br$mms$1@film.rlss.okayama-u.ac.jp>から
>>
>>> 普通「迷惑か?」という問いに想定される答えは「はい・いいえ」でしょ。
>>> そしてそれはKGK氏的思考法で言えば「二者択一的なニュアンスの誘導尋問」
>>> であると言えるわけだ。
>>
>> いいえ。それは正しく「二者択一の質問」です。
> もちろんその通り。
では、「誘導尋問」ではないことは納得していただけましたね。
>> 本来的に二者択一の問題を二者択一で聞いてるんだから、何の問題もありません。
> 問いはね。問題は、その二者択一の問題に対して二者択一の答えをせず「もの
> 凄い迷惑だ」と答え*させて*いることです。それも、そのような回答が「大
> 抵」であると主張しているわけ。
「もの凄い迷惑だ」というのは、もちろん、「はい」の範疇に入ります。多少
強調してるだけですね。
で、「それは迷惑ですか?被害ですか?」という問に「被害かつ迷惑である」と
いう答が少ないと予想したのは何故ですか?
それが二者択一的なニュアンスの誘導尋問だからじゃないんですか?
例えば、その問に以下のような適切な選択肢が与えられていたらどうでしょう?
0. 迷惑でも被害でもない。
1. 迷惑であるが被害ではない。
2. 迷惑でないが被害である。
3. 迷惑かつ被害である。
4. その他
普通に考えて3が一番多いと思いますが。
> =====
>>> いいえ。迷惑の原因や対処についての考え方が根本的に異なります。
>>
>> どこが違うんでしょう?
>> 迷惑の原因が被害であろうがなかろうが、「他者からの影響」という意味では
>> 同じです。
> だ〜か〜ら〜、「原因や対処についての考え方が根本的に異なります」です。
> 同じ部分があることを示したところで異なる部分を否定できるわけではありま
> せんよ。
原因はどちらも「他者からの影響」です。被害とそうでない影響の差は程度の
差ですから、原因の違いは程度の差でしかありません。
原因が程度の差だったら、対処についても程度の差だよね。
>> それが被害かどうかってのは、影響の程度で違うってだけの話ですね。
>> 質的というよりは量的な違いです。
> それが被害か否かで量的な違いが生じると考える理由は別にありません。特に
> 被害自体を取り除いて迷惑のみを考えた場合はね。
これは何の量のことを言ってるんでしょう?
私の引用部分での「被害」は、いつもの通り、辞書通りの意味の被害であって、
「被害に起因する迷惑」ではありません。よって「被害自体を取り除いて」と
いうのは無意味です。
私が言ってるのは、
・他者からの影響のうち、程度が閾値を超えているものを(辞書通りの意味の)
被害と言う。
ということ。
# 「他者からの影響」の範疇にない「被害」は、ここでは関係ない。
>> 「排ガスによる迷惑」は、少なくともその一部は「被害に由来する迷惑」です
>> が、その迷惑度は、既に考察したように比較的小さいものです。
>> 一方、騒音による迷惑は、通常、「被害に由来しない迷惑」ですが、その迷惑
>> 度はかなり大きなものになり得ます。
> ほら、自分で「被害と迷惑の量は無関係だ」って言ってんじゃん。^_^;
何か勘違いしてるようですね。
もちろん、被害の程度と迷惑の程度が必ずしも比例関係にないことは、前々か
ら主張してる通りですが、それに反することを言った覚えはありません。
> =====
>>> 「迷惑の問題」には原因やら対処やら様々な側面がありますね。
>>> そもそも最終的に求められるのは対策なんだから、そこにかかわらない「迷惑
>>> の程度」を云々しても意味はありません。
>>
>> 上記のように、迷惑の程度は対策を決定する際にも意味を持ちます。
> 被害に起因する迷惑については被害を解消する以外の対策では取り除けません
> から、迷惑の対策の話に混ぜることは無意味かつ有害でしょう。
被害としては程度が小さく、迷惑としては程度が大きな行為に対して、被害の
問題としてのみ対処するのでは、迷惑問題を解決できる程の強さで対策がとら
れる保証はありません。
だから、両面から考えて、その程度の「和」で対策の強さを考えるのが妥当で
しょう。
# ここでの「和」ってのは、もちろん比喩的な意味です。
# 程度を数値化して単純に足し算すればいいって話ではなくて、概念的には
# 「和」であるってこと。
> =====
>>> 「被害に起因する迷惑」については「被害の問題」として解決すれば*自動的
>>> に迷惑も解消される*ので「迷惑の問題」として考える必要はありません。
>>
>> 被害が社会的許容範囲内に留まってとしても、迷惑もそうなるとは限りません。
> 被害に許容範囲なんてあるのか?被害ですよ。
あるでしょ?
ひょっとして、「社会的に許容不可な程度の影響」を「被害」と定義してるの
かもしれませんが、単純に「被害」と言ったときに、そういう閾値がとられて
いる保証はありません。
>>> たとえば、
>>> 電磁波によってペースメーカーに不具合が起きるという問題に対しては電磁波
>>> の発生の制限やペースメーカーの機能強化という被害の問題として対処し、向
>>> かいのシートの携帯電話によって自分のペースメーカーに異常が生じているよ
>>> うな気がするという問題に対しては正しい知識を伝えるといった迷惑の問題と
>>> しての対処を行うわけです。
>>> 両者は別々の事象であり、「被害を受けたことを迷惑に感じた」からといって
>>> 交じり合ったりはしません。
>>
>> これは、何を言いたくて挙げた例なのか、よく分かりません。
>> 同じ「被害に由来する迷惑」でも対処が異なると主張してるようですが、今ま
>> での主張とどうつながるんですか?
> まるで通じてない。^_^;
そりゃ、通じてそうないから、質問したんですが。
> 1.電磁波によってペースメーカーに不具合が起きる
> ってのは被害ですから、感じた迷惑は「被害に由来する迷惑」ですね。
> 一方、
> 2.携帯電話によって自分のペースメーカーに異常が生じているような気がする
> ってのは*実際には被害は生じていない*のですから「被害に由来する迷惑」で
> はありません。社会的に見れば迷惑であるかどうかすら怪しいわけです。
その両方を「被害を受けたことを迷惑に感じた」と表現するんですか?
そういう表現だから、2の変わりに、
2'. 携帯電話に対する恐怖から、軽度の発作が起った。
とかそういうことを言ってるんだと思ったんですが。
# 最初に報告があった「痛みが生じた」でもいいけど。
--
KGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGK
KG KGK (life name: Keiji KOSAKA), Dept. of Phys., Okayama Univ. K
KG kgk@film.rlss.okayama-u.ac.jp http://film.rlss.okayama-u.ac.jp/~kgk/ K
KGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGK
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