fj.comp.input-method,fj.sys.macの記事<koabe-AAF96B.18205015022004@news01.sakura.ne.jp>で
        koabe@ps.sakura.ne.jpさんは書きました。
> command + spaceでインプットメソッドを切り替えるとなると、
> アルファベット交じりの文の場合、文節変換に近い形で変換を
> 行うことになり、AI変換(や、AI学習)が効きにくくなるとは
> 思うのですが、学習自体がなされなくなったり、リセットされる
> ことはあるのでしょうか。

command+spaceによる切り替えというのは内部的にどう
いうしくみで作られているのでしょうね。そのしくみと
IM側の設計によっては、たしかにそういうこともあるか
もしれません。

IMは学習するたびにディスクに書き込んでいると遅くな
るので、通常はメモリ上に学習結果を溜め込んでおき、
適当なタイミングでディスクに書き出すという設計にな
っているはずです。日本語入力をオフにする操作では通
常この書き出しが行われます。

# DOSのころ、ATOK6までは学習バッファも小さく、しか
# も学習結果はメモリに保存されるだけで、陽に学習結
# 果の書き出しを行わないかぎりディスク上の辞書には
# 学習結果が反映されませんでした。

IMがこの遅延書き出しを行うためには、IMをオフにする、
あるいは切り替えるなどの操作でIMにトリガーが掛かる
ようになっていなければなりません。そうでないと書き
出しを行うタイミングをIMの側で知ることができないか
らです。

元記事を読むかぎり、command+spaceではそういうトリ
ガーが掛からないか、あるいはトリガーは掛かっている
のにATOK側でそれを正しく拾って処理していないのかの
どちらかのような感じですね。
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太田純(Junn Ohta) (株)リコー/新横浜事業所
ohta@sdg.mdd.ricoh.co.jp