Re: 電子スピン
石原@ザ・ランスです。
やっとわかりました、かな?
相変わらず古典論で考えますが、
A. 地球は北極の上空から見ると反時計回りに自転しているが、「スピンが反転」
というのは、これが時計回りになることである。「太陽が西から昇る」と言い
換えても良いだろう。
B. さて、この北極から見て時計回りに自転している地球をメビウスの輪の表面に
沿って動かすと、1周したとき、北極(スピン角運動量ベクトル)は(3次元空間中で)
最初と反対の方向を向いている。しかしスピン(北極から見て時計回り)が反転
したわけではない。
ちなみにA.でもB.でも「スピン角運動量」が反転するのは同じですが、意味は全く違う。
自転軸(スピン角運動量ベクトル)は、実際には北極星のほうを向いてるわけだけど、
それはここではあまり意味はない。まあ、「たまたま」と言っていいかな?
で、宮本さんが言いたかったのはB.のことなんでしょう。違いますか?
ところで私はその後、「1周ごとにスピンが反転する」というモデルを提示した。
したがってこれは定義としてA.を採用してるわけで、宮本さんの反論が当たらないのは
明白なわけですが、しかしその前の時点ではA.B.どちらの可能性もあっただろう。
私自身、あの時はこれを明確に峻別してなかった、ていうか、まだ大雑把な感覚しか
持ってなかったんで、どちらととられても文句は言えないだろうな。
ただ、あの時「紙で作ったようなメビウスの輪」からは既に離れてたわけで、
そのことはB.を排除していたことになる、というのは所詮負け惜しみかな?
でも、それで「第4の自由度だから」という説明は当を得てるんだろうか?
むしろ「自転軸の周りの角運動量の保存」という主張じゃないか?(相変わらず
古典論イメージですが)。で、それはたしかに「第4の自由度」に繋がるんだけど・・
そこのところ、宮本さんの説明は(私には)分かり難かった。
--
石原 幸男
<Yukio Ishihara of theR.A.N.S.>
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黍粥は塩に椰子油にサザエ・イソノ祝う隣で虚仮にするまで(詠み人しらず)
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