みやはらと申します。

ニューオリンズトライアルを見てきました。

抜群の面白さです。
#それほど期待しないで見に行ったせいもあるけど。

これも「半落ち」のように法廷劇とサスペンスを
組み合わせていますが、娯楽色がかなり強く
なっています。原作では、肺がん患者の未亡人が
タバコ会社を訴えるという設定になっていようですが、
わらの犬が「タバコじゃイカン、銃社会を撲滅すべし」
とばかりに原作の脚色に口出ししたそうな。たばこじゃ
説得力はありませんが、銃ならば日本人にも俄然、
説得力を帯びてきます。

オープニングクレジットで「ジェニファー・ビールス」が
出ることには気付いたけど、てっきりハックマンの秘書
が、それだと思っていたら全然違っていたのですね。
陪審員の中の目立たない女性がそうでした。それと
「シネマ通信」のラスティおばさんも陪審の一人と
して出ていましたよ。

ネタバレあり。








僕が、絶賛するということは、当然結末もそういう
後味のいい結末になるわけです。
ラストで「帰ろう」という何気ない一言があったけど、
レイチェル・ワイズは母親と音信不通だったわけ
ですよね。そうすると、やはりその一言の中には
「これでやっと一段落したから、故郷へ帰れる」と
いう含蓄のあるセリフで、それもまたなかなか
よかったですね。