てつたろです。

久しぶりに覗いたら渋谷さんめっけ。
最近この手の作品は未着手なので、一寸旧い情報中心ですが
私も一言(二言、みこと、…キリがないけど)、書きたくなりました。
折角の「まとめ」を壊してごめんなさい。

(それと、「鬱ゲー」って表現、借ります)

"Shibuya, Nobuhiro" <shibuya@dd.iij4u.or.jp> wrote in message
news:4002B446.2344DE52@dd.iij4u.or.jp...

> > えーと、『君が望む永遠』Win/CD版をボロボロ泣きながら4週間ほど
> > プレイしたわたしにお勧めのゲームってどんなのがあるでしょうか?
> > age作品はこれがはじめてでした。過去の購入履歴、プレイ履歴は:
> >
> > White Album …持っているけどまだやってません
> > Kanon, AIR  …KanonはDC/PS2で、AIRはWin(18禁)/DC/PS2でやりました
> > One         …持っているけど事実上まだやってないです

泣きたければやりましょう。
可笑しくて、やがて哀しく切なくて
終わり良ければ全て善きカナ。

Kanon、AIRの前作的位置付けです。


#以下は着手した作品だけです

> 『加奈〜いもうと〜』

大切に想ってきた人と死に別れる哀しさですな。
狙いすぎな気もしますが、やっぱり泣けます。
(元気になるgood endもあり)

> フロレアール−すきすきだいすき」(13cm/アーヴォリオ)

個人的には理屈っぽくて泣けませんでした。
どちらかというと、前作の(と言っても全然別の話ですが)
「すきすきだいすき」
のおまけendに泣けました。
(game中、唯一のgood endですが、私はこれを「主人公が
刑務所の中で見た夢」と考えています)

「刑務所」という単語がでたように、この主人公は犯罪者です。
というか、壊れています。
ヒロインを暴漢から守ろうとして暴漢にやられてしまったことが原因
で、彼女を「危険な世界」から守る為に拉致監禁してしまいます。
主人公はヒロインを大事に思っているので、強姦等はしません。
「解放する」以外の望みは脚力叶えてあげます。
彼は今まで周囲から好意を寄せられたことがなく、彼を心配する
人や、彼に惹かれる後輩の気持ちも歪んだ取り方しかできません。
彼と関わる人間は不幸ですが、彼自身が最も不幸な人間です。
彼は、また、ラバーフェチという濃い属性を持っていますが、
ここに共感できなくてもストーリーは楽しめます。
(むしろ、嫌悪感がストーリーを面白くしているかも)
「鬱ゲー」というジャンルがあるなら、これこそまさに「鬱ゲー」
です。

> Lien

これも「可笑しくてやがて哀しき」というやつです。
主人公は幽霊ですが、この手の話にありがちに、生き返ったり
はしません。
(ネタバレではなく、このゲームを認識する上での大前提です)
生き返りませんが鬱なエンドではなく前向きにサヨナラです。
全てのヒロインで気持ちよく泣けます。

> 雫

「毒電波」という単語に抵抗を感じるかどうか。
昔の作品なので絵が荒いけど、最近リメークしているようです。
(でも絵柄が変わるから個人的にはパス。
初めてやる人には関係ないか)
泣けるのは瑠璃子の「true end」かな。
心の「痛み」に泣いてください。
故にこれも「鬱ゲー」に片足突っ込んでいます。

同系の、もっと強い「痛み」がお望みなら
「MOON」
(Tactics製 最近NEXTONブランドで出したDVD版は
アキバだと2千円程度で手に入ります)
という作品もあります。
これは完全に「鬱ゲー」です。
私の泣き処は、「地下の花畑で呆然とするヒロイン」です。
(何のことかはgameをやってみて下さい)
「リバーズ・エンド」というライトノベルがありますが、
「MOON」の設定を一部借りているんじゃないかと思う部分
があります。(「コクーン」で見る過去の幻想)

(ちなみに、「Tactics」というソフトハウスは今もありますが、
「ONE」の後で主要メンバーがkeyに移ってしまいました。
従って「MOON」は一連のkey作品の原点かも知れません。
ただし他の作品と異なり、「MOON」の全年齢版への移植は
無理です ^_^;)

> 痕

私は雫の前にこちらを着手しました。
これもリメークされていますが、昔の絵柄の方がすき。
なのでリメーク版はわざわざ買っていません。
雫と異なり、初期版でも絵は十分綺麗です。
山中の温泉街が舞台ですが、土産物屋や射的屋が並ぶ
通りは出てきません。
が、この作品の舞台背景は気に入っています。
「good end」ではない「true end」というものの真髄
をこの作品で知りました。
「true end」で泣いた後で見る「good end」はホッとします
が、これは「true end」を見た人へのご褒美なんです。
(だから「true end」を見ないと「good end」は見られない)

> 月姫

緻密な構成で原作者の力量に唸らされます。
個人的に泣けるのは「琥珀」ルートかな。
BS-iのアニメも出来はよかったんだろうけど、
gameの出来がよすぎて見劣りしてしまいました。

> ToHeart

この手のギャルゲーに初めて着手したのがこれ。
このあと、「いちょうの舞う頃に」とか着手して
見たけれど、どうも普通の学園生活が何日も続くと
退屈してしまいます。
(夜中の眠いときにやったのが悪いか)
退屈しなかったのはこの「ToHeart」だけだったような
気がします。
でも、泣けたかなぁ。
「マルチ復活」で泣いたかも知れない。

> 永遠の都

中古は2千円弱の安値で売られていますが、出来
はいいです。
(さすがに最近はあまり見かけなくなったけど)

最初のうちから見られるエンディングのいくつかが、
ダークな展開を予感させますが、実際に進めると
感動系の話が展開されます。
個人的には泣くほどじゃなかったけど、感動しました。

> 久遠の絆〜再臨詔〜

PS版(「〜再臨詔〜」が付かない)をやりました。
ただ「万葉」ルートを一通り終わらせた後でうっかり
saveデータを消してしまい、ショックで停止したまま
現在に至ります。
故に、魂奮りの姫と魂鎮めの姫の話は未着手。

はい、途中結構泣けました。
(転生モノなので何度も死に別れるもんなぁ)
ただ、「万葉」ルートのgood endには若干引けてしまいました。
(主人公が偉くなりすぎ)

途中の戦闘シミュレーションが好き嫌いの分かれるところ
ですが、それほど難しくはないです。

> Never7 Infinity

「死の運命」の呪縛と、そこからの解放。(転生モノじゃないですよ)
「彼女を救えなかった悔しさ」と「それを乗り越えることができた感動」
で、泣けます。(滂沱とまでは行きませんが)

基本的にどのヒロインでも同じエピソードを繰り返すので、スキップ
を多用してしまうのが難点。

追加シナリオが入手できれば楽しみが拡がります。

「ever17」

なぜNever7がでてever17が出てこないのでしょう。
個人的にはこちらの方がツボです。
もし、このgameをplayするなら、ネタバレサイトは閲覧厳禁です。
playするかどうかを判断する予備知識としては、以下を参照下さい。
・一見海洋パニック物ですが、実際にそうなるシーンは少ないです。
・トリックがありますが引っ掛かった方が気持ちがいいので
 気にしないで下さい。(故にネタバレ禁止)
・グランドフィナーレに出てくる「つぐみ」の話が泣けます。
 一見冷たく、皆を避けているような彼女の真実に触れて滂沱して
 下さい。
 (グランドフィナーレは4人のヒロインのtrue endを見て、更に
 最後のヒロインをクリアすると見られます)

私はDC版でやりましたが、最近PC版がでました。
特典も多いようなので買うならPC版でしょう。
PS2版は初期版のため、他の版で加えられた一部のシーンがないそうです。
今なら避けた方が吉。

「明日世界が終わる夜に」

マイナーですな。
ほとんど触れる人がいない。
絵柄が独特なので避ける人も多いでしょうが、ストーリーは秀逸です。
3人いるヒロインの一人である従姉が、ある理由から「世界の終わり」
を望みます。(その理由が切ない…)
学校の全生徒を巻き込みながらも、破滅の望みから逃れられないヒロイン。
それを阻止しようとする、主人公と残り2人のヒロイン(後輩と同級生=
眼鏡の委員長)
泣けるのは従姉の話で、まず彼女を攻略して泣きましょう。
後輩の話は比較的軽いので、口直しに2番目がいいか。
個人的に一番好きなのが委員長です。
「眼鏡でお下げ」もいいですが、眼鏡を外して髪を解くとゴージャスな
美女が登場!(眼鏡っ娘属性人は嫌う設定ですが、こういうタイプもいい)
「終末」の阻止のため、理科室で楽しそうに睡眠薬を合成するアブナイ
性格もツボでした。
一時期は2千円弱で売っていたんですが、現在では入手困難かも。

アリスソフトは、とりさんシナリオのゲーム
「夢幻泡影」「アトラク=ナクア」「DiaboLiquE」などは泣けます。
女性ならではの繊細なシナリオが男の琴線を揺さぶります。
(あれ、なんか書き方がいやらしいような気が…)

「夢幻夜想曲」
これもリニューアル版あり
所謂「館もの」ですが、この館に囚われた人たちはある条件が
満たされるまで門の外には出られません。
主人公は最後に誰と出るか(または誰と残るか)を決めなければ
なりません。
美しくも妖しいストーリーに魅了されますが、ある人(?)と残ること
を選べば、感動に泣けます。

「この世の果てで恋を唄う少女 YU−NO」
かなり古いです。
ノベル形式じゃない、画面選択型アドベンチャーなのも、今どき
やると面倒かも知れません。(人によっては「新鮮」かも)
bad endは泣くというより鬱ぎ込むかも知れません。
でも、ラストまでやれば感動に泣けます。

> #全くの余談。先週土曜日にオフラインミーティングで
> #わたしが君望にはまっていることを知っている参加者から
> #あれは「泣きゲー」ではなく「鬱ゲー」という新ジャンル
> #だと言われているとトリヴィアな情報を入手した。

それ、頂きました。

しかし、「お薦め」>「感動」>「泣き」と作品を絞り込めるはず
なんですが結構多いです。(個人的なお薦めソフトに「泣き」
の占める割合が多いということもあるでしょう)
しかも、これだけ出ていてもまだ漏れがある気がします。

やったら泣けそうなゲームは「君望」、「D.C.」、「秋桜の空に」、
「銀色」、「水夏」、「ONE2」、他
手を付ける余裕なし、少し哀しくて、泣ける。

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