ぐらっぱ@年末年始は山陰近畿から始まりました。

泉質 銀泉(単純二酸化炭素冷鉱泉)
温度 18.6℃
深さ 13メートル
分析表の掲示はありません。
「炭酸ガスを含んだ温泉で、昔は砂糖を入れてサイダーとし
て飲まれていました。炭酸せんべいの名前の由来ともなって
います。」神戸市

明治初年では毒水と呼ばれ、人が近づかなかった泉だそう
です。なんとなくコーラを飲むと骨が溶けるなんて噂話を思い
出してしまいました。

「銀の湯」から徒歩3分ほどと案内がありましたが、初めての
旅ですと5分ほどかかるでしょうか。水飲み台の蛇口があり
ますので、これをひねることになります。コップは置いていま
せんので風呂上りでしたら手のひらですすぐことができます。

屋根のある場所の浅い井戸のような湧出口からのものは
「飲用はお止め下さい」とあります。御影石のようなものでで
きた湧出口の表面には温泉の成分が時間をかけて付着して
いまして、鉄分を含んでいるのでしょうか、赤茶色をしていま
す。

無色透明で無臭。甘味料や香料を除いた炭酸水です。泡立
ってはいません。市販の炭酸水よりはおいしいと思います。

宿泊していればぜひ宿に持ち帰っていろいろな飲み方が楽
しめるのではないでしょうか。角砂糖でも入れて。アスティ・ス
プマンテのように。

金の湯の前にある「太閤の飲泉場」と差を感じることはほと
んどありません。

帰路、温泉街の路地にある土産物屋で子供の頃に何度かい
ただいた炭酸せんべいを購入しました。職場では評判はそ
れなりに良かったです。クリームを間にはさんだものがあっ
たはずなのですが、クリームなどがないものの方が素朴で好
きです。

残念ながら「サイダー」は見かけませんでした。