河野さん wrote...
Message-ID: <3989323news.pl@insigna.ie.u-ryukyu.ac.jp>
> 「ドル安」は日本に良くないとかいっている大臣がいるようですけ
> ど、外需主導の経済を続けていく限り「円高」は避けられません。

あれは実際には双子の赤字で苦しむ米国市場を助けているわけですよね。

→ ドル急落防止のために損を承知で日本が米国債を買い支える。
→ 日本によるドル支援のおかげで米国は低金利政策を続けられる。
→ 低金利政策により米国の金融業界が低コストで資金を得られる。
→ 低コストで得た資金を投資することで米金融業界が利ざやを稼ぐ。
→ 米国製造業等は緩やかなドル安基調により収益が増加する。
→ 米国市場が安定を保ち、米国の購買力も持続する。

> 特に、アメリカ向けの輸出に頼るなら「ドル安」は必須です。

ドル安が必須(=避けようがない必然の結果)だというのは私も同感です。

ただ、米国が低金利政策を維持できなくなるくらいにまで米ドルが暴落すると、
株式も急落して肝心の米国市場自体が崩壊しかねません。そうなったら日本も元
も子もなくなってしまいます。

今や、日本と米国のどちらがこけても両国はもちろん世界経済全てが道連れにな
るのが現状だと思う。それだけは分かる。でも、それを防ぐためにはどうすれば
一番良いのかとなると私は全く分からんです。

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中本徹也 (NAKAMOTO Tetsuya) @ HACHIOUJI City, TOKYO.
tetsuzou@pop02.odn.ne.jp