"みんなのケンちゃん" <whiteboard21@carrot.ocn.ne.jp> wrote in message
news:bquthh$lfi$2@news-est.ocn.ad.jp...

>      < 二人の日本人外交官がイラクで名誉死 >
>
> これは本人たちが望んだことである。また日本国家も望んだことである。
>
>(中略)
>
> これに対して、人は死を望むことなど特別な精神状態のとき以外はありえず、それ
> は自殺のときだけ。あるいは政府と言えども死んでいいなどと思ったことなど一度
> もない。こう言うかも知れない。
>
> これは単に「主観」を述べたに過ぎない。



あなたの見解は極めて正当です。客観的には、

         <本人たちは進んで名誉死を選択した>

のであり、また、

         <政府は名誉死をさせた>

のである。政府が、もし、知らないうちに死んでしまったのだと強弁するならばそれ
は嘘、ということになる。

この点において、本人たちがまず名誉死を申し出、進んで選択もした、政府はそれを
受けた形だから政府は進んで名誉死をさせたことにはならない、という人がいるかも
しれない。ここの具体的動作を取り上げるならばそういえるとしても、「客観的」に
評価すべき対象となる事実をどう捉え構成するかを考えたときにはそれは無視して一
向に差し支えない。事実構成を考えるときは事実と言えども必ず「評価」は入るもの
である。つまり、評価の対象の事実構成の問題である。よって、ここでは政府と御本
人たちの具体的因果関係は結論に影響を及ぼさない。

また、本人たちが「進んで名誉死を選択した」と言えるのならば政府の「進んで名誉
死をさせた」と言うことはありえない、ということにも理由がないことになる。

以上のことを基点にすえて種々のことを論ずべきであるとするあなたの見解は正し
い。したがって、このfj.soc.politicsによくゴミを投げる「馬鹿」GON氏の感想文に
あったように、なぜ彼等二人には保護が厚いのか、というような感情に任せた台詞を
吐くことは、本質的視点ができてないことを示すものである。

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おいらはMac