Path: ccsf.homeunix.org!ccsf.homeunix.org!news1.wakwak.com!nf1.xephion.ne.jp!onion.ish.org!onodera-news!newsfeed.media.kyoto-u.ac.jp!newsfeed2.dti.ad.jp!newsfeed1.dti.ad.jp!giga-nspixp2!newsgate1.web.ad.jp!news501.nifty.com!not-for-mail From: "=?iso-2022-jp?B?GyRCQERONhsoQg==?=" Newsgroups: fj.soc.politics,fj.soc.history Subject: =?iso-2022-jp?B?UmU6IBskQkQrRnw/N0o5JHI5NjdiJDkka019TTMkLCRoJC9KLCQrGyhC?= =?iso-2022-jp?B?GyRCJGokXiQ7JHMhIxsoQg==?= Date: Sun, 23 Nov 2003 17:05:18 +0900 Organization: @nifty netnews service Lines: 87 Message-ID: References: NNTP-Posting-Host: ntmiex019195.miex.nt.adsl.ppp.infoweb.ne.jp Mime-Version: 1.0 Content-Type: text/plain; charset="iso-2022-jp" Content-Transfer-Encoding: 7bit X-Trace: news511.nifty.com 1069574728 6611 220.145.207.195 (23 Nov 2003 08:05:28 GMT) X-Complaints-To: - NNTP-Posting-Date: Sun, 23 Nov 2003 08:05:28 +0000 (UTC) X-Priority: 3 X-MSMail-Priority: Normal X-Newsreader: Microsoft Outlook Express 6.00.2800.1158 X-MimeOLE: Produced By Microsoft MimeOLE V6.00.2800.1165 Xref: ccsf.homeunix.org fj.soc.politics:8047 fj.soc.history:245  青龍です。 "頼光" wrote in message news:bpo2hj$li2$2@bgsv5648.tk.mesh.ad.jp... > In article , 青龍 wrote: > > 松田さんは兼松さんが提示した資料(半月城通信に引用されて > >いる山川出版社の「詳説日本史」の記述)に対して、引用者である > >半月城さんの文献の取りあげ方の偏りを指摘しているわけです。 > > もし、松田さんが兼松さんの事実の主張については異論がなく、 > >その事実の評価について争いたいのであれば、資料の引用者の > >偏向を持ち出す必要は全くありません。 > >  必要はあります。 >  「問題にすることがおかしい」という主張のためです。  「問題にする」の対象が何かが明確でないのですが、 それは後述します。  今回、史実をもとに主張しているのは私や兼松さんであり、兼松さん が半月城通信を引用したのも半月城通信にさらに引用されている教 科書の記述をさらに引用するためであって、それ以外の半月城さん の価値判断を引用しているわけではありません。  つまり、今回の場合、価値判断を行っているのは私や兼松さんであ り、その主張の前提となる史実を提示しているのは山川出版社です。 半月城通信は山川出版社の教科書の内容を参照するために提示して あるにすぎず、今回の議論の直接の話題になっていません。  もし、兼松さんもしくは他の方が、市販されている教科書を直接引用 したとしても兼松さんの主張の評価には何ら変わりはありません。この 兼松さんの主張・価値判断に際して、半月城通信の偏り問題にしても兼 松さんの主張の評価に論理的な影響を与えることは出来ません。 # あえて、半月城通信の偏りを持ち出す意味を考えるとすれば、半月 城通信は偏っている、従って、それを呼んで資料として提示している兼 松さんも偏っていると主張したい場合でしょう。しかし、この場合、このよ うなレッテル張りの手法は議論の仕方としては感心できないことは既に 指摘しました。 > # 一般論ですが、他人の事情に対して必要性無しと決め付ける > # ことは、自らの視野狭窄と狭量を宣伝するようなものです。  頼光さんが一般論としてその様に考えるのは否定しませんが、 今回の場合にそれに当てはまるとは思いません。頼光さんが挙 げた理由にも後述するように納得は出来ないからです。 >  兼松氏はその資料にもとづいて「武力による威嚇が韓国で行わ > れていた」と言っていますが、「問題にすることがおかしい」の > ですから、資料が偏向しているなら、「おかしい」ことの証拠と > なります。  「問題にすることがおかしい」というのは、頼光さんの主張にすぎま せん。その様な一方の主張を当然の前提にされても困ります。また、 前述のように半月城通信は兼松さんの主張とは論理的に関係があ りません。従って、仮に 「問題にすることがおかしい」が正しいとして も兼松さんの主張を批判する際に半月城通信の偏りを問題にしても 意味がありません。 >  具体的にどうおかしいかというと、武力を行使するのは当時と > しては当然のことなので、問題にならないということです。それ > を問題にするなら、松田氏があげたハワイやフィリピンの例につ > いても問題になり、もっと多量に植民地一般について問題となり > ますが、現実問題、世界中でそんな話は問題にもなっていません。 > 植民地にされた側からも、問題として取り上げられていません。 > そういうことです。  今回の議論は以下のように流れています。  青龍「今回の石原都知事の発言は、史実にも反するし、韓国・朝    鮮人の心を傷つけるものであり、不適当なものだと考えます。    従ってこのような発言があったこと自体は十分に報道する価    値があるものと思います。」  中本さん「今回の石原都知事の発言はほぼ史実の通りでしょう。       どの辺が間違っているのか私には分かりません。教えて       ください。」  この中本さんの問いに対して、兼松さんが前述の資料を提示した 上で、「韓国の併合を行うために日本は武力を使用したといって間 違いないと私は思います。」と主張されたわけです。  これは、石原都知事の併合が朝鮮人の総意で行われたという発 言に対する反論になっています。  つまり、議論の大本は、石原都知事のこの発言であり、併合に際 して武力を行使したという主張はこれに対する反論として出てきた わけです。  頼光さんは、「問題にするのがおかしい」とおっしゃいますが、石原 都知事の発言は、併合が朝鮮人の自発的な意志で行われたとする ものであり、日本が朝鮮の首脳を日本の都合でで入れ替えた上で、 反対運動を武力で鎮圧したという事実とは対立するものです。したがっ て、石原都知事の主張に対する反論として武力行使の有無が問題 になるのは当然であり、これを問題にすることがおかしいとする頼光 さんの主張こそおかしいといえるでしょう。