In article <bpi1e2$ja2$1@news511.nifty.com>, 青龍 wrote:
>>  その点に「否」と言っている人は、いないのでは?
>> 
>>  既にその後の議論になっていると、私には読めます。
>
> 私にはそうは読めませんでした。

 なるほど。
 まあ、各論者の皆さんに確認を取ったほうがよさそうですね。

# 少なくとも私は、「武力を行使した」は前提で、それを問題に
# することがおかしいという主張を展開しているように読んでい
# ます。松田氏含む。

> 松田さんは兼松さんが提示した資料(半月城通信に引用されて
>いる山川出版社の「詳説日本史」の記述)に対して、引用者である
>半月城さんの文献の取りあげ方の偏りを指摘しているわけです。
> もし、松田さんが兼松さんの事実の主張については異論がなく、
>その事実の評価について争いたいのであれば、資料の引用者の
>偏向を持ち出す必要は全くありません。

 必要はあります。
 「問題にすることがおかしい」という主張のためです。

# 一般論ですが、他人の事情に対して必要性無しと決め付ける
# ことは、自らの視野狭窄と狭量を宣伝するようなものです。

 兼松氏はその資料にもとづいて「武力による威嚇が韓国で行わ
れていた」と言っていますが、「問題にすることがおかしい」の
ですから、資料が偏向しているなら、「おかしい」ことの証拠と
なります。

 具体的にどうおかしいかというと、武力を行使するのは当時と
しては当然のことなので、問題にならないということです。それ
を問題にするなら、松田氏があげたハワイやフィリピンの例につ
いても問題になり、もっと多量に植民地一般について問題となり
ますが、現実問題、世界中でそんな話は問題にもなっていません。
植民地にされた側からも、問題として取り上げられていません。
そういうことです。

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頼光 mailto:raikou@mug.biglobe.ne.jp
関心・専門分野:
 宗教学、歴史学、社会学、情報工学