イラクはこうすれば勝てる、その2。

イラクでは反政府勢力が勢いづいているように見える。
戦後混乱期を経験した日本から見ると、その原因も容易にわかるし対策もわかる。
復興期には社会主義者の主張が非常に説得力のある時期なのだ。
これは日本でもそうだった。

その上

イラク戦争の前、フセインのヤロウは社会主義政権だったのだ。
石油代金で食糧を買い国民に配給してた。
3か月分?
戦争開始を見越して余分に配給もしたという。

こんなフセイン政権だ。

戦後、自由経済は動き出すには時間がかかるのだ。
国民が企業に職を求めほとんどの国民が食えるようになるまでには時間がかかる。
その間、社会主義政権で国の保護になれた国民から見ると配給はないし国民を大事に
しないと写る。
国民を保護する社会主義政権と何にもしてくれず自己責任の自由主義では混乱期には
自由主義に説得力は掛けるのだ。
容易にフセインの残党のオルグに動かされるだろう。

『フセインは国民に食糧を配給し生活を保障したぞ。現政権は石油を企業の利益のた
めに使っているぞ。』
『フセインの政治のほうが良い。アメリカを追い出せ。イスラエルと結託するアメリ
カを追い出せ。』
などと煽ると、食えない国民は『そうかなあ』と言う支持者も多くなる。
フセイン政権の残党を支援するものも多くなる。

戦後混乱期を経験した日本から見るとこのような状況は容易に想像可能だ。




《日本の経験を生かせ。》

もちろん日本の復興経験から対策も可能だ。

これらの主張に対抗するには?
社会主義には社会主義で?
毒を制するに毒をもってを地で行くようなもんだが。

国の建設期には官僚主導が有効だ。

しばらく一部貧困層には配給制など復活させることだ。
失業対策事業を広範囲に行い仕事を与える。
そうして社会主義者に付け込まれないようする。

そうやって支えているうちに企業を誘致し本格的に自由経済を進めていく。
徐々に国民を企業で働かせるようにもって行く。

こうすれば勝てる。