田村です。

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|  山形県上山市のかみのやま競馬が、11月11日(火)をもって廃止されます。

|  あと残す開催は11月4日(火)、9日(日)、11日(火)のみ。

 9日(日)、11日(火)と、東京から日帰りで行ってきました。
#おかげで間の10日(月)は、普段通り会社に出社していたのに、
#非日常的なことをしている様な錯覚に陥りました。
交通費が馬鹿になりませんが、もう永久に見ることが
できませんので、それには代えられません。

 9日(日)は最後の休日開催日というのに、
あまり混んでいる様子はありませんでした。
「本日は窓口が非常に混雑していますので…」
というアナウンスも一度も無かったと思います。

 11日(火)は最後ということで、流石に混んでいましたね。
入場者数は、山形新聞には3744人、スポニチには4826人と
ありました。随分差がありますが、スポニチの人数には
専用場外の入場者数が入っているのかな?
「本日は窓口が非常に混雑していますので…」
というアナウンスも、2レースくらいから流れていました。

 スポニチ等スポーツ紙にも載ったので、
ご存知の方も多いと思いますが、
最終レース終了後の市長のあいさつでは、
「帰れ」コールが起こりました。
これまで益田、足利の最終日を見てきましたが、
益田では散発的な野次がごく少数、
足利では特定一名のファンが市長の一言一言に対して
野次を連発し、周りの失笑を買っていました。
「帰れ」コールの様な多数かつ激しい野次は初めて見ました。
これは廃止プロセスが円満に行っていないことから、
ファンも妙に”強気”になっているのかもしれません。
もちろん私は「帰れ」コールには加わっていません。
今の財政再建団体転落目前の上山市の財政状況では、
これ以上開催したくても開催できないでしょう。
それがわかってて市長を罵倒する気になどなれません。

 市長のあいさつの後、正門前で騎手の握手会が行われましたが、
益田、足利では行われた馬場開放はありませんでした。
これは当日雨模様で不良馬場だったからということではなく、
当初から予定は無かった様です。
実は廃止当日になっても、馬主会、調教師会が未だに
廃止に合意しておらず、存続を求めています。
市側も存続要求に応じる気は無いものの、
廃止の象徴となっている馬場開放を行って、
馬主会、調教師会を下手に刺激しない方がよい、
という考えがあるのかもしれません(勝手な推測ですが。)。

| 奥羽本線茂吉記念館前駅(山形新幹線かみのやま温泉駅の北隣)
| から徒歩10分程度(数人ですが人の流れがあるので、
| 着いていけばわかります。)。ただ、奥羽本線(在来線)は
| 本数が少ないので、時間が合わなければ山形駅から路線バスを
| 利用するとよいでしょう。こちらは15分に1本程度あります。

 15分に1本程度あるのはかみのやま温泉駅からの路線バスでした。
山形駅からの路線バスは1時間に1本程度でした。
もし私の記事を見てから行って、「騙された」という方が
いらしたら、ゴメンナサイ。

 ここは土日きっぷのエリア内で、本数は少ないものの
徒歩圏内に駅があるので、今後何らかの機会に跡地を
見に行くこともあるかもしれません。因みに、
年内は岩手、南関東の場外発売を行うとのことですが、
それ以降については未定だそうです。
跡地でもいいから見に行こう、という方がいらしたら、ご参考までに。
#鉄道の廃線跡を見に行くことが趣味の人は結構いる様ですが、
#競馬場の廃止が相次ぐ昨今では、
#その内、廃止競馬場巡りを趣味とする人も現れるかもしれません。

 残念ながら今後も地方競馬場の廃止が相次ぐことは
間違いないと思います。次はいったい何処か?
かみのやま競馬については、ついに廃止決定時に
スポーツ紙に載らなかったし、
かみのやま競馬のオフィシャルホームページでも
廃止直前まで廃止決定が掲載されなかった様です。
ということで、多少面倒ではありますが、
各地方紙や全国紙の地方版の
ホームページを定期的にチェックしないと
知らない内に廃止になっていた、ということになってしまうかも。
それだけは避けたいので、面倒でも調べ得ることは調べて、
出来るだけ最終日には駆けつけたいと思っています。