《共産党の主張からわかる正しい年金制度。》

このたびの選挙で共産党は非常に重要な主張をした。
もちろん間違った主張であるわけだが。
この主張が、いかに間違っているかを考えることで、おのずと正しい年金制度は何か
わかってくるのである。

その意味で共産党は非常に国家国民にとって良い主張をしたといえる。
共産党も役に立ったわけだ。

バカとはさみは使いよう?

とにかく、共産党の主張から正しい年金制度がわかってくる。


『共産党の主張からわかる厚労省のウソ。』

共産党は最低保障年金を主張した。

これなら、すべての国民が国の保障で安心して暮らすことができる。
もちろん不可能だ。
公明党案のように、国民年金しか掛けていないものや、平均以下のサラリーマンは年
金生活できない制度でも負担は限界なのだ。
すべての国民に年金を最低保障することなど不可能だ。

つまり、このことは『国は国民に年金暮らしを保障することはできない』と言うこと
を意味している。
国は国民に年金生活が保障できない?
このことは厚労省の主張が崩壊することでもある。
非常に重要な事実だ。

厚労省は言う。

『子供も資産でも老後は保障できません。国の年金制度こそあなたの老後にとってか
けがえのないものです。』と。
この主張が嘘だったと言うことだ。
『国は国民の老後を保障できない。』
保障できもしないのに、厚労省はさも老後が保障可能なようなウソの主張をしてい
る。

共産党の主張から厚労省の主張が嘘だと言うことがわかるのである。



《みんなを貧乏にする厚労省。国の設計の間違い。》

厚労省はできもしない不可能な政策をやろうとしている。
国の保障で安心して暮らせるようにしたい?
これは実現不可能な政策だ。

厚労省がこの間違った政策をせっせと政策を推進すると国民はみんな貧乏になってい
く。
負担は上がり苦しくなる。
年金生活している国民も苦しい。
平均20万の厚生年金を支給すると言うんでしょ?
そこそこの生活をしようとすれば30万程度はかかる。
平均20万?
じゃ平均より上のサラリーマンでも老後の生活は苦しいと言うことじゃないか。

支える国民も苦しい、年金生活している国民も苦しい。

みんな苦しくなる。
国民が苦しいと言うことは国も企業も苦しいと言うことだ。

こんな政策を推進する?

国の設計が間違っているとしか言いようがない。


《家族を支援せよ》

無理に苦しい年金生活させるのではなく、家族があるのだから家族が助け合って暮ら
すよう国は家族を支援すべきだ。
平均20万?
家族と暮らすのなら、老夫婦で国が10万も小遣いをくれれば家族全体の収入は増え
楽になるではないか。
7万でも御の字だ。

その分負担を下げ、景気重視の政策が打てる。

国民は後継者育成に必死で取り組む。
(インフレで推移し貯蓄では老後は不安になる)

教育需要が盛り上がる。

後継者も育成され、国は持続的に発展可能だ。
こうしてこそ国は発展する。

家族を支援することに努め、無理な公的年金の膨張は避けるべきだ。

家族を支援せよ。



《財務省案と厚労省案どっちもダメ。》

厚労省案などお話にならないものだ。
中途半端な年金がまずありきだ。
年金を維持するために負担を自動的に上げる?
景気を無視してそんなことなどできるはずがない。

無理にやっても中途半端な保障でしかない。
多くの国民は負担が重く貯金さえ不可能になる。
金もなく年金も不足でどうやって老後を暮らせるのか?
厚労省の案などお話にもならない。

机上の空論だ。

財務省案はその点実現可能だ。
負担可能な範囲で『年金を決める』と言う。
こうするしかないではないか。

ただし、公的保証が膨張することには変わりはない。

したがってこれもダメだ。

厚労省案も財務省案もだめ。

国は基礎的なものだけ支給し後は国民に任せるべきだ。
民間でできることは民間で。
公的市場を民間開放し景気を良くした方が利口だ。

このことが、このたびの共産党の主張からわかるのである。
こう結論を導ける。
国が世話を焼こうとするのではなく、国民に任せるべきだ。

民生面もベルリンの壁を壊せ。
社会主義は間違っている。
国民を貧乏にする政策だ。
間違った政策だ。