限定された(restricted) bin 配布ファイル作成ツール(4.9-RELEASE)
小金丸です。
以前に 4.8-RELEASE 用の作成ツールを投稿しました。4.9-RELEASE 用ができまし
たのでお知らせします。
Linux には色々なディストリビューションがあります。FreeBSD は単一のディスト
リビューションが特徴の一つでもありますが、FreeBSD が使われる場面は個々の環
境によって異なっています。例えば、ファイアウォールや Web サーバーを動かし
ている環境では、C コンパイラやアセンブラ、ローダーは不要です。そして、クラ
ッカーに侵入された場合、それらのコマンドがあるほうがセキュリティ上より危険
になります。
標準の FreeBSD 配布ファイルからプログラム開発用のコマンドを削除して、新し
い bin 配布ファイルや crypto 配布ファイルを作成できるツールを作成しました。
これにより、bin, crypto 配布ファイルの容量が少なくなり、容量が少ない HDD
(ハードディスク) にインストールすることも可能になります。
4.9-RELEASE の場合 bin 配布ファイルを展開すると du コマンドで 102.2M バイ
トになりますが、プログラム開発用コマンドを削除すると 71.8M バイトとなり、
30.4M バイトが削減できます。
作成ツールを ftp://ftp.koganemaru.co.jp/pub/FreeBSD/RBIN.4.9.031109.tar.gz
に置きました。作成方法はファイルを展開して README ファイルを読んでください。
このツールを使って作成した、プログラム開発用コマンドを削除した 4.9-RELEASE
の bin 配布ファイルと crypto 配布ファイルを
http://home.jp.freebsd.org/~kogane/rbin/4.9-RELEASE/RBIN.bin.tar.gz
http://home.jp.freebsd.org/~kogane/rbin/4.9-RELEASE/RBIN.crypto.tar.gz
に置きました。ファイルサイズはそれぞれ 26,440,481 バイト と 1,606,060 バイ
トです。チェックサムは
http://home.jp.freebsd.org/~kogane/rbin/4.9-RELEASE/CHECKSUM.MD5
です。
展開後の bin/CHECKSUM.MD5 や crypto/CHECKSUM.MD5 でも確認できます。
Web ページ http://www.koganemaru.co.jp からも参照できます。
自分の環境に不要なコマンドを削ってより少ない容量の配布ファイルを作成するこ
ともできます。
--
(有)小金丸コンピュータエンジニアリングサービス (福岡県大野城市)
小金丸 信幸 (Nobuyuki Koganemaru)
E-Mail: kogane@kces.koganemaru.co.jp
URL: http://www.koganemaru.co.jp
Fnews-brouse 1.9(20180406) -- by Mizuno, MWE <mwe@ccsf.jp>
GnuPG Key ID = ECC8A735
GnuPG Key fingerprint = 9BE6 B9E9 55A5 A499 CD51 946E 9BDC 7870 ECC8 A735