来年になれば、いよいよ2007年ごろからの人口減少が視野に入って来る。

市場が縮小し、
負担が上がる構造だ。

小泉改革はついにこれに答えを出せそうにない。

年金改革では、竹中大臣の案を採用すればよかった。
基礎年金だけ国が関与し後は積み立て式にすべきという案だ。
これを葬り去り、厚労省の官僚統制主義を選択なさろうというのだ。
これじゃ景気など良くならない。

医療改革は宮内さんの案を推し進めるべきなのだ。
混合診療を進め、その部分については民間医療保険で対応すべきだ。
こうして負担増加に歯止めをかけ、民間活力を活性化すべきなのだ。
これには医師会をはばかって一切改革の手はついていない。

こうして負担の増加に歯止めをかけられないでいる。

これじゃ、構造改革は成功しない。

郵政民営化も不景気を呼び込む元になる。
したがって成功するかどうかも疑わしい。
成功したら不景気だ。

つまり、肝心の社会保障改革の優先順位を間違っていると言うことだ。
郵政改革と同時か。もしくは先にやる必要がある。

そうやって基礎的条件を整えたあと、郵政改革をすべきなのだ。
だったら少しは投資の芽もあるのだ。

社会保障改革なしには本格的投資などない。

この分だと、3年後にはまた不景気だ。