《年金改革。掛け金固定方式という虚構》

《現行方式はむちゃくちゃ》

2003,10,28読売新聞によると、ヨーロッパ諸国は年金固定方式に移行し始
めているという。
スエーデンは年金保険料を18%程度で固定している。
これに習いヨーロッパでは続々とこうし始めているという。

一面でこれは当たり前だ。

何しろ今まではやってることがあべこべなのだ。

現行方式は『必要な年金金額にあわせて保険料を徴収する』というんだから無理だ。
最初から不可能な計画だ。
払うほうが払えない。
高額の税金に耐えられない。

むちゃくちゃだ。
お話にならない計画だ。

年金保険料固定方式というのは『支払い可能な保険料を決め、それにあわせて年金を
決めよう』という仕組みだ。
一面当然だしこうするしかないわけだ。
当たり前といえば当たり前。

ヨーロッパ諸国はこれに移行するのさえも『反対している』というんだから全くどう
かしている。


《年金保険料固定方式では食えない人続出》

『払える保険料にあわせて年金金額を決める。』

これなら、維持できる?
無理なく払えるなら維持できるのだろう。
ただし、その保険料は現在の13%程度からもう大して余裕などない。
無理して公明党のように20%まで上げても、すべての国民が年金生活などできない
相談なのだ。
金が足りず、年金で暮らせない人続出だ。
年金で暮らせてこそ年金制度といえる。

暮らせないなら、補助金でしかない。
年金とはいえない。

つまり保険料固定方式というのは虚構ということだ。
年金生活などできもしない虚構でしかない。
生活できもしない年金のために負担はあげてよいのかどうか?

良いはずがない。