J_Saita3 premium wrote:
> 馬鹿じゃないか、あの小泉は。ODAを封鎖しろ。なぜその脅しをもって何故臨めない
> んだ。

外交カードというのは、使えることを自他共に認識していないと切るに切れませ
んが、一方、切ってしまえばそれでおしまいという部分もあります。要は、カー
ドはできるだけ切らずにいて、その間、切ったらどれだけ怖いかということを相
手にことあるごとに思い起こさせて置くことです。でないと、カードとして持っ
ている意味がないわけです。

そういうことは、北朝鮮でさえわかっていて、稚拙な核カードを温存するため
に、IAEAを離脱してみたり、核施設をわずかながら稼動させて水蒸気を上げてみ
たり、うさんくさい核燃料再処理済み情報を流してみたり、涙ぐましい努力をし
ています。

一方、先に中国は、北朝鮮に対して、機械の故障を理由にして、北朝鮮向け石油
パイプラインを止めて見せて、カードのメインテナンスをおこないましたね。

翻って日本は、持っているカードのメインテナンスをほとんど何もしていませ
ん。日本の経済金融カードの威力は、そのため、威力が内外から低く見積もられ
るケースが多々あります。特にODAカードの場合は、切られる方は、まあ切ら
ないだろうと高をくくり、持っている方は、切ったらどうなるかこわくて切れない。

カードとして使うつもりなら、メインテナンスの目的でいっぺん切る振りして見
せたらいいかもしれません。

たとえば、震災復興など、日本の「やむをえない」国内事情で、3年ほど停止し
てみると、そのありがたみと怖さがわかるでしょう。阪神淡路震災のときは、ア
メリカもオーストラリアも、第三世界も、日本が持っている国債を買い戻せと言
われるんじゃないか、円借款の即時返済を求められるんじゃないかと、恐々とし
た一時期がありましたが、日本は幸か不幸か自前で乗り切りました。しかし、物
はためしとして、実際、少しやってみたら、日本が持っているカードの威力がど
れほどのものか、思い知る結果になったでしょう。

外交カードとしてこれが使えるのはそれからです。

萩原@グリフィス大学