相対評価と絶対評価
yam wrote:
> 相対評価っていう意味では、空き缶と煙草はいい勝負ですが、
> 自動車に関しては、社会的な存在意義や、各種規制による
> 被害抑制など煙草とは比較にならないはずなんですが、あの
> 愚か者には理解できないようですね。
私は実はあまり相対評価には興味ありません。
排ガスとたばこ(あるいは空き缶のポイ捨てと吸い殻のポイ捨て
でもいいですが)について、その問題を一意に比較可能だとして、
「社会的に許容しうる基準レベル」をA、「排ガスの被害レベル」
をB、「たばこの被害レベル」をCとした場合、「自ら排ガスを放出
しながら、たばこに文句を言う」というのは、相対評価に着目する
なら
・C>B ならば正当な文句
・B=C ないし B>C ならば不当な文句
といったところでしょう。
しかし、そもそも問題なのはAに対してB,Cがどうであるかで
あるはずです。この絶対評価に着目するならば
・B>A ならば、Bに文句を言うのは正当
・C>A ならば、Cに文句を言うのは正当
ということになるわけで、B>CであるかC>Bであるかは無関係と
なり、「排ガスを放出」と「たばこ」は別々に評価されます。
いわゆる「駄目なものは駄目」。
無論、注意する側とされる側に相互関係があるならば、
「B>Aであるお前がそれを言うか!」という反発心も芽生える
かも知れませんが、仮に「B>C」だったとしても、それでC>A
が無効化されるわけではありません。
で、その相対評価を積極的に持ち出してる wacky氏の論法
ですが、そもそも可能性として
・B=C
・B>C
のどちらかしか考慮していないように見受けられます。そして
彼は、まずそれらありきで、次いで従属的にAを導入するので、
可能な組み合わせが
・A>B=C (たばこも排ガスも許容しろ)
・B=C>A (排ガスにも文句を言え、なぜたばこだけなんだ)
・A>B>C (排ガスが許容ならたばこも許容だろう)
・B>A>C (たばこの迷惑は大したことはない)
・B>C>A (排ガスにも文句を言え、なぜたばこだけなんだ)
の5通りしか有り得ない。実際、彼のこれまでの主張も、基本的に
この線に沿っています。
# 最近は他の方の引用でしか彼の文は読んでいませんが、5年前
#から大筋で変わってないように見えます。
てことで、wacky氏相手に相対評価を続けるは、無意味でしょう。
少なくとも KGKさんの「放火と消火」の話を読んでいる限り、他の
方々はともかく、wacky氏に絶対評価の意味を理解できているとは
到底思えませんし、排ガスの擁護論がf.s.sで延々と垂れ流される
時点で、wacky氏に良いように弄ばれている以上のものではありま
せん。そんなのは相対評価でも何でもありません。
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MARUYAMA Masayuki@DTI
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