"mshino" <mshino@m2.catvmics.ne.jp> wrote in message
news:c50a416c.0308192122.7bdb02df@posting.google.com...
> 横から駄文失礼。
> Shiro <h9shiro@tky2.3web.ne.jp> wrote in message
news:<bhovlq$10lb$1@usj.3web.ne.jp>...


当方はあなたの考えに賛同するものです。あなたの土地に対する税のあり方の
見直しはかなり説得力のある問題提起だと思います。土地についての税のあり方
は今後検討すべき幅の広い問題だと認識しております。<所得税累進は戦後流
行った闇屋の暴利貪りに対抗するには良かったが、今は時流にそぐわない>こと
については当方は始めて知りました。

固定資産税を累進化すべきという主張にも賛同できます。そもそも土地を転がし
て儲けようという発想自体が間違っているとする主張にも大賛成であります。また、
これは個人の問題でしょうが、商売の資金は株で稼ぐべきで家屋敷をを担保に手
に入れるべきではないという趣旨も分かる気がします。

当方が、以上のあなたの土地についての税のあり方に賛同する基本的視点は、
土地は本来的に私有財産制度の対象物にはなりえないとすべきなのではないか、
これであります。この発想は私的自治と私有財産制度あるいは資本主義社会と
は無関係であります。世に存在する全ての物が私的自治という発想をバックにな
んでも商品交換の媒介物になるという考えは既に有数の資本主義諸国が既に
否定していることであります。例えば人体です。理由こそ土地の場合とは違いま
すがしかし、このことは理由さえあれば私的自治と私有財産制度と相容れないわ
けではないことを示しています。

土地は有限であります。しかも人間が生活していくには無くてはならないものであ
ります。他の「物」のように「知恵」でもって幾らでも創出できるものではありませ
ん。
この<土地は他の物とはどこか違うんじゃないのか>が経験上最も知り得ている
先進国の国民は日本人です。一番実感として持てる国民ももしかしたら日本人な
のではないでしょうか。アメリカやヨーロッパ資本主義諸国の人々はたとい学者で
あっても、頭では考えられないことは無いと思いつつもそこまで深刻になる必要の
無い事と考え切実な問題として提起することはしません。土地法学の記事を読む
とそれがよく分かります。従いまして、日本人はこのことを外国からの「輸入法学」
として学び解明できないのです。また外国の意見を聞いてどうのこうのできるもの
でもありません。

いまいちど、土地は他のものとは違うのでは、この発想を日本人が先頭切ってじ
っと育ててみてはどうか、と当方は思うのですがいかがでありましょうか?

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おいらはマック@Individual.net