In article <bhfns8$92c$1@ns.src.ricoh.co.jp> ohta@src.ricoh.co.jp writes:
>> 「スタート地点がずれた理解」は、細部まで見れば(3)ですが、
>> 最も重要な部分(目前に居る2便の順序)は理解できているわけですから、
>> 部分的には(1)だと言えます。
>「目前にいる2便の順序」はほんとうに「最も重要な部
>分」でしょうか? それらより先に出発する電車があとか
>ら入線してくる可能性は考えないのですか?
あくまで「比較重要」という意味です。
この問題について“さえ”正しい情報が得られないようなら、
他の情報は言うに及ばずということです。
他の情報はどうでも良いということではありません。

>しかし、両側が「つぎ」「そのつぎ」の場合、最初に発
>車する列車が「つぎ」であるというルールなら、人によ
>ってはそれより先に発車する列車があるかもしれないと
>思って別のホームを駆けずり回ることになるでしょうし、
ですね。
ただ、それは
>> 「つぎ」の基準として存在するべきものを探して
>> マゴマゴしている間に……という悲劇は起こり得るかもしれない。
>> でも、逆順に理解してしまう場合ほど
>> 深刻な悲劇には成り得ないのではないでしょうか?
>これは主観的にすぎませんか。
という論点に帰着しますね。

>あるいは「つぎ」より先に発車する列車があるようなル
>ール(「こんど」「つぎ」「そのつぎ」の順序である場
>合など)であれば、関西の人は「つぎ」より先に発車す
>る列車があるとは夢にも思わず、最初の列車を逃してし
>まうかもしれない。
ありゃ、私の議論の前提が通じてなかったようですね。
私が最近の記事で「つぎ/そのつぎ」と書いた場合、
        「つぎ」=「先発」
        「そのつぎ」=「次発」
という方式の意味で使っています。
「つぎ/そのつぎ」と「こんど/つぎ」を対比して使っていることから
通じると思ったんですが、甘かったようですね。
要するに、私の書き方が情報不足でした。申し訳ありません。

>つまり、いったんどこかで「こんど」「つぎ」というル
>ールが使われていたなら、「つぎ」「そのつぎ」だけで
>はやはり誤解は避けられないと思います。で、避けられ
>ない以上はあとは程度の問題でしかない、と。
とこかで使われているかどうかに関わらず
誤解が避けられないことには違いが無いでしょう。
私の主張は、誤解が「生じる/生じない」ということではなく、
生じる誤解の深刻さに有意差があるということです。 

                                戸田 孝@滋賀県立琵琶湖博物館
                                 toda@lbm.go.jp